五感をフル活動


お知らせ

こちらは、進路指導部が作成した『進路の栞』です。先日10日(土)に行われた育成会総会・学級会を通じて保護者の皆様に配布を行いました。冊子の中には、進路選択における情報収集の方法や、今年卒業した77回生の結果に関する総括が掲載されています。受験戦略において何が必要か具体的なアドバイスを読むことができます。どうぞご活用ください。

 

 

静かな特等席から—定期考査初日、生徒たちへエールを

 

母の日の翌日。

教室の片隅には、昨日まで誰かの「ありがとう」の気持ちを受け取っていたカーネーションが静かに飾られていました。その横で、窓際の席に座る生徒が少し場所を移動して、黙々と試験勉強に向き合う姿がありました。まるで光に包まれるようなその特等席で、一つひとつの言葉を書きながら、自分のものにしようと集中している様子が印象的でした。

 

今日14日(水曜)から始まる定期考査。自分との勝負に臨む皆さんへ、エールを送ります。

試験勉強は、一見「答えを覚える作業」に見えがちですが、それだけではありません。分からないことに立ち向かう粘り強さ、時間をどう使うかを考える工夫、集中力や継続力。すべてが、これからの人生を支える力になります。自分なりのペースで、一歩ずつ進んでいってください。

 

五感をフル活動

9日(金曜)に行われた進路説明会では、大学(看護)、就職(警察)など、さまざまな話を聞く機会がありました。

(二人ペアになって1分間、相手を「観察」するワーク)

 

看護の説明会では、「看る」ということの意味を考える時間になりました。目や耳の情報だけでなく、においや声の様子など、五感を使って相手を理解する。それが看護の大切な力だと知った生徒も多かったようです。

 

 

また、警察の説明会では、「110番で受けた情報をもとに現場にかけつけたら…想像していた現場と、実際は全然違った」という話が紹介されました。思い込みを持たずに、目の前の状況をよく見て、そこから考えることが大切だというお話でした。

(現役の警察官の話に聞き入る生徒たち)

「様々なことに興味があり、自分の将来の夢を叶えるために、どの場所で働くのかを考えています。卒業生で現役の警察官の話はとても勉強になりました」と1年生。

(説明会後、個別相談をする生徒)

 

このたびは、大学・各採用担当関係者の皆様、本校まで足を運んでの説明会実施ありがとうございました。

 

 

どちらにも共通していたのは、「観察する力」の大切さ。これは、進路だけでなく、今取り組んでいる試験にも通じるところがあるかもしれません。

(定期考査前:放課後の自学会の様子)

 

静かな教室での一枚も、進路を見つめる真剣な表情も、それぞれが今、この瞬間を精一杯生きている証。自分の未来に向けて、懸命に準備をしている皆さんを、学校全体で応援しています。

 

さあ、チャイムが鳴りました。

定期考査初日始まります!