今朝の気温は26℃。スマホアラーム音とともにチェックする天気予報には「時々雷雨」の表示が出ていました。秋の気配を待ち望んでいるブログ担当者としては、「空を見上げて秋を感じる人は多いのではないでしょうか」という書き出しで始めたいのですが…今日は雨と晴れが入り交じる空模様になりそうです。
本日から第3回定期考査の一週間前に入りました。計画的な学習が求められる時期です。それぞれが自分のペースをつくりながら、勉強のスケジュールを組み立てていく大事な期間です。
並行して、総合型入試に臨む生徒たち(高3:78回生)は面接練習に励んでいます。放課後の教室で、職員室前の多目的室で、中央館ロビーの前でも、生徒と先生が対面する場面が校舎内のいたるところで見られます。緊張しながらも自分の思いを言葉にする姿には、成長を感じさせる力強さがあります。
(面接練習後の振り返りも丁寧に。自分に必要な復習ポイントを洗い出していきます。)
さて、2学期が始まると同時にスタートした教育実習も終盤にさしかかってきました。
今年は5名の実習生が奮闘中です。黒板に向かう姿、休み時間に生徒と笑顔で話す様子…若さと熱意が、学校に新しい風を吹き込んでくれています。
先日、教室からにぎやかな笑い声が聞こえてきたので覗いてみると、
「どういう準備をして海外へ出かけたんですか?」「好きなサッカー選手は?」「どのぐらいの費用で楽しめますか?」どうやら、教育実習生が大学2年生の時に(コロナ禍があけたころ)体験した話への質問でした。
サッカーの試合を見たくて海外へ飛び、アルバイトで貯めたお金で様々な国を訪れ、最終的には、イギリス・イングランド北西部マージーサイド州の中心都市リヴァプール(Liverpool)へ。世界的ロック・バンドであるザ・ビートルズの出身地でもありますね。そんな実習生の体験談に、高校生たちは興味津々。「現役大学生の話」に耳を傾け、感慨深げな表情を浮かべていました。
「まだ高校2年生なんですけど、これからの進路志望に大きく影響しそう」と一人の生徒。「海外に行きたくても何の目的もなく行くよりは、好きな何かと結び付けて、行動に出る、ということが必要だと感じました」ともう一人の生徒。うんうん、そうそう、その気づきが一番原動力になるよね、とコメントを聴きながら思いました。
「行動を起こすことで、知らないことに触れることで、価値観が変わることもあるということを伝えました。今は勉強や部活動のことでうまくいかずに辛く苦しいことがあるかもしれないけれど、大学生活ってとっても楽しいものなんだ、ということが伝えられてよかったです」と実習生からもコメントをいただきました。
11日(木曜)の朝の出来事でした。
最近の空模様のように、晴れていたと思えば突然の雨に驚かされる日々。そんな中で生徒の声が響きました。
「先生、あそこに虹!」窓際に駆け寄る生徒たち。しばらく縁に手をのせて遠くを見遣っていました。
あわてて撮った1枚。
「先生~、仕事はやーい」今度は、カメラを覗いてくる生徒たち。👍いいね!のサイン。
教室前の廊下から見上げた空に、ほんのりとかかる虹。確かにそこにある…そんな小さな発見に目をとめる瞬間も、校舎内を明るくします。
虹は古くから「希望」や「架け橋」の象徴とされてきました。先週12日(金曜)、長崎で35年ぶりに開催される国民文化祭に天皇皇后両陛下がお出ましになった際にも、宿泊先のホテルの上空に虹がかかったと報じられています。
また、6月の広島市に続き、長崎でも「提灯奉迎」が行われました。白い提灯に込められた平和への祈り、そして窓辺にお出ましになったご一家が提灯を揺らして応えられる姿は、とても幻想的で、ニュース映像を通して見ているだけでも心に残るものでした。
「虹を見た!幸運の前触れ」という思い込みでもいいから、引き寄せたい「ポジティブな気持ち」。
これから定期考査対策に向かう生徒の皆さん。そして受験生の皆さん。
虹を見たときのわくわくした気持ちを思い出して、不安な気持ちも少しずつ前向きに変えていきましょう。それぞれの挑戦を応援しています。
お知らせ
虹や提灯の光に彩られた雰囲気の中で開幕した「ながさきピース文化祭2025」(第40回国民文化祭、第25回全国障害者芸術・文化祭)は、11月30日まで県内各地でコンサートや演劇、芸術に関するさまざまなイベントが行われます。閉幕まであと74日。定期考査が終わったあとは、ぜひイベント情報もチェックしてみてください。