今朝の気温は21℃とさわやかで、日中は上がっても27℃と、数値からも暑さが和らいできたような気がしてきます。昨日は秋の気配が漂う中にも、日差しの暖かさを感じる夕暮れ。日没後には、月の右側が輝く上弦の月が見えました。
今日は10月1日(水曜)です。
1日は「衣替え」の日。平安時代から始まった習慣で、当時は中国の風習にならい4月1日および10月1日を夏服を冬服に着替える日と定め、「更衣」といいました。後に、天皇の寝所に奉仕する女官で、女御に次ぐものを「更衣」というようになったため、「衣替え」という言葉に変わっています。そうはいってもまだ暑さが残る「衣替え」。本校でも夏服・中間服・冬服と、移行期間を設けて対応しています。体温調節を工夫して過ごすことが求められる季節へ入りました。
さて、先日の昼休みの時間帯、図書室棟から出てきた生徒に出会いました。両手には住野よるさんの小説(ハードカバー)を2冊抱えて嬉しそう。テスト期間を挟んでしまい、読み終わらなかった本を延長して借りたのだとか。「秋の読書を楽しみます」と話すその姿に、こちらまで温かな気持ちになりました。
あっという間に7時間目を迎えました。
第2クールに入った選択講座の時間です。
こちらは、「探究・面接対策講座」の教室。
「受験番号〇番、海星高校から参りました〇〇です。本日はどうぞよろしくお願いいたします」
全員の一声からスタート。椅子の座り方から、「受験生の人となり」とは何か、自分の想いや熱意、魅力や適性をどう伝えるか。先生の丁寧な説明に、受講生は真剣なまなざしを向けていました。
さらにスカイルームでは、グループディスカッションの練習も行われていました。
お題は「AIによるカウンセリングの導入について」。実際の受験を想定し、導入の是非をめぐって賛否の意見が交わされます。画期的な視点や柔軟な発想も飛び出し、互いの考えを尊重しながら議論が深まっていく姿に、頼もしさを感じました。
受験を目前に控えた生徒の面接練習に、担任の先生からの最終アドバイス。教室内では、順番を待つ生徒が、生徒同士で面接練習。
放課後の校舎内のいたるところで、生徒が本番に向けての準備を行っています。
一か月を切った学園祭に向けて、生徒会室では、大枠が固まったスケジュールを辿りながら、必要なスタッフ数や全体の流れを確認していました。
企画する側の苦労は、やはり「人」との関わり方。前会長も「一番の壁はコミュニケーション」と語っていました。今年の生徒会のメンバーの話し合いからも、どう交渉するかの話し合いが主でした。
前年度の企画をより面白く、そのために、入念な準備をする。その行動から頼もしさが伝わってきます。
中央館玄関を出ると、秋風に吹かれながらブルータータンで黙々と走る陸上部の生徒の姿。
晴れ渡る青空の下、日々の努力や成長が少しずつ光を帯びる様子は、紅掛空色の空を思わせる奥行きを感じさせます。
「種目は100メートルです!」集中力を高めて、スタートラインに立って。秋の大会で良い結果を…そんな願いを背中におくります。
勉強に、読書に、行事に、部活動に。
今日も校内のあちこちで、頼もしさが輝いていました。
この「頼もしさ溢れる海星高校」の第③回オープンスクールが『入試対策講座』、今週4日(土曜)に開催されます。
入試対策講座、楽しみにしていただければ幸いです。どうぞお気をつけてお越しください。
※写真は校舎内の生徒の様子