ピッコロの 一直線に 鳴る春日


みなさんこんにちは、海星高校広報室です。

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よろしくお願いします。

 

俳句の未来を開く若い俳人を輩出する、「北斗賞」での準賞受賞

本日は、俳人としても活躍する、本校芸術科美術教員の團先生についてご紹介します。

報道で知った方も多いかと思いますが、團先生が「北斗賞」において、準賞を受賞いたしました。

「北斗賞」は若手俳人の登竜門として知られており、俳句の一流を目指す全国の四十歳以下を対象とした新人賞です。

一次選考では最高点を取っものの、上位4編による再選考の結果、惜しくも準賞となりました。

 

今回応募する際、審査の規定として提出した俳句は、なんと150句。

團先生に俳句を始めたきっかけを聞くと、びっくりするほど偶然が重なったものでした。

「外食した際、たまたま句会の場に遭遇しまして、そこから紹介されて俳句大会の手伝いをしたのがきっかけです。俳句を始めて5年になりますが、句会の中では最年少です。」

 

團先生は、神聖な場所に日常のものがあるなど、普段の生活で面白いと感じたこと、感動したことから俳句を詠んでいるそうです。

ものや事象を掛け合わせて、情景をイメージさせるような俳句を心がけていると言います。

つくった俳句は人によって切り取り方が違い、そこがまたおもしろい点だと話してくれました。

 

今回の句編の中には、海星での学校生活の中から生まれた句がたくさん掲載されています。

 

『教室の 窓の拭きあと 春の雪』

こちらは、三学期の終業式、昨年担任を受け持っていたクラスとの最後の日を詠んだ句です。

「とにかく掃除はきちんとするように、一年を通して指導してきたつもりで、最後の大掃除は生徒もみな気合を入れて取り組んでくれました。ただ、放課後、生徒がいなくなった教室へ戻ってみると窓には拭きあとだらけで。笑 気合が空回りした結果ですが、これも彼ららしい愛嬌だなと。この日は雪が降っていました。季語は春の雪ですが、これはなごり雪とも言います。」

 

『成人の 日や教へ子と 杯鳴らす』

こちらは、成人の日に、教え子の同窓会に出席した経験から詠まれた句です。

「お酒を交えながら、教え子たちと語り合える場に呼んでもらえたことは、教師冥利に尽きます。乾杯!と書きましたが、私は下戸なので、飲んだのはオレンジジュースでした。笑」

 

 

 

多くの句の中で、特に目を引いた句が、次の句でした。

『ピッコロの 一直線に 鳴る春日』

 

團先生に話を聞くと、吹奏楽部の定期演奏会からつくられたものであることがわかりました。

句の中に出てきている楽器である『ピッコロ』の奏者は、現在高校1年生で在学中の吹奏楽部員の山本さんです。

※昨年度の定期演奏会、左のピッコロ奏者が山本さん。

 

早速山本さんを呼び、今回の團先生の受賞と、俳句を紹介しました。

 

―今回團先生が山本さんの演奏から俳句をつくられ、受賞しました。どう感じますか。

山本さん「自分の演奏をこういう形で受け取ってくれた人がいて、不思議な感覚ではあるのですが、すごくうれしいです。」

 

―團先生、俳句を通して、何か生徒にメッセージはありますか。

團先生「俳句は年配の方がやるイメージがあるのですが、だれでも、少しの時間でも取り組めるものです。俳句を考えるという作業は、能動的なものなので、絵画を作成して表現する活動と似ています。生徒のみなさん、InstagramやTikTokもいいですが、自分の五感で感じたものを言葉にしてみるのも面白いですよ。」

 

―山本さん、何か告知はありますか。

山本さん「團先生が俳句で切り取ってくれた定期演奏会が、今年は3月15日にベネックス長崎ブリックホールで開催されます。素敵な演奏をお届けしますので、ぜひみなさんご来場ください。」

 

吹奏楽部のInstagramはこちら

 

絵画、俳句、音楽。

表現活動は心を豊かにしてくれる、素晴らしい活動です。

みなさんも思い切って、表現活動の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

それでは、今日はこの辺で失礼します。