桃始笑の朝に


想像するということ

「その人が生きてきた人生のある時期を、大切な時間として覚えていてくれる誰かの存在が、人を支えるのだと思います。」

今朝の某新聞で紹介されていた、児童精神科医の言葉です。誰かが自分の歩んできた時間を覚えていてくれること。その静かなつながりが、人を支える力になるのかもしれません。

 

 

今日は3月11日(水曜)。
東日本大震災から15年の歳月が流れました。

遠く離れたこの地にいる私たちにできることは多くありません。それでも、この日を忘れず、想像すること。そして祈ること。

本校では毎朝のホームルームのはじめに「主の祈り」を唱えています。今日は、震災で亡くなられた方々の永遠の安息のために祈りが捧げられました。

 

 

合格の知らせを手に

今朝の気温は4℃。「桃始笑(ももはじめてさく)」を迎えました。

七十二候では、「笑う」と書いて「さく」と読ませます。花が咲く様子を「ほころぶ」と表現することもありますが、春の訪れとともに、花がふっと笑みを浮かべるように開いていく様子が思い浮かびます。

 

今週に入り、卒業生が大学合格の報告に学校を訪れる姿が見られています。お世話になった先生と再会し、固い握手を交わす場面もありました。

「おめでとう」「よく頑張ったな」そんな言葉を交わしながら、色紙や用紙に先生からの一言を書いてもらう姿も見られます。

 

握手や記念写真の笑顔のあとには、共通テストから個別試験へと、出題された問題を振り返りながら先生と語り合う姿もありました。



「桃始笑」と書いて「さく」と読むこの季節。花がほころぶように、合格の知らせを手にした生徒たちの笑顔も、校舎に春を運んできています。



明日からは後期日程の入試も始まります。教職員一同、受験生の皆さんの健闘を心から願っています。

 

 

テニス部へ祝福のメダイ

本日の昼休みの時間に、マリアン聖堂にて、3月末に開催される全国大会に出場する男子硬式テニス部への祝福のメダイ授与式が行われます。

 

昨日の放課後、明日のメダイ授与式を迎える準備が静かに整えられていました。

 

 

今回の授与式から、メダイの首掛け用リボンが新調されました。これまでの紅白2色のリボンから、緑・赤・白・青の4色のリボンへと変わりました。

 

中央の緑は、本校のスクールカラー。校旗にも用いられている色です。

赤と白は、日本の伝統文化における慶事の色を表しています。そして両側の青は、聖母マリアを象徴する色です。

さらに、この4色の中には青・白・赤のトリコロールも含まれています。これは、マリア会が創立されたフランス・ボルドーへの敬意を込めたものです。

(メダイとは聖母マリアを通して父である神に自分自身を委ねて生きるという信仰心の表明であり、そのことの目に見える「しるし」である。)

 

「神により頼み、善いわざに励み、約束の地を住まいとし、真実を糧とせよ。」(旧約聖書詩編37)

 

「今までの各種大会での長年に渡る輝かしい実績と栄光に敬意を表したいです。全国大会に出場する生徒と顧問の先生を、海星ファミリー全員で激励したいという熱く強い思いを込めました」と福田先生が教えてくださいました。

 

この新しいリボンのメダイを、最初に胸に掛けるのが男子硬式テニス部です。長年の実績に敬意を表しながら、全国の舞台での健闘を祈りたいと思います。

 

※写真は、合格の知らせにきた生徒の様子、新調されたメダイの話題