卒業の余韻、その先へ


3月18日(水曜)、今朝の気温は9℃。霧雨が静かに降る、やわらかな朝でした。明日19日は3学期終業式を迎えます。それぞれの教室でも、一年のまとめに向けた時間が流れています。

テレビからは、卒業ソングが流れてきます。季節は確かに前へ進んでいるのに、どこかで、あの日の余韻が静かに続いているようにも感じられます。

 

卒業式から、二週間あまり。

それぞれの場所で、新しい日々を歩み始めている頃でしょうか。
今日は、そんな皆さんに向けて、校内に残る“あの日の続き”をお届けします。

 

手元に届いた一冊から

卒業前に配布された校友会誌(復刊第76号 雑誌『海星』)。
改めてページをめくると、そこには確かに、皆さんの時間が刻まれています。

(※発送準備の様子。冊子とQRコードをご案内しています。今年で2年目となります)

 

また、本学園が発刊する校友会誌は、会員の皆様へもお届けしております。同窓生の皆様におかれましては、ご多用の中、ご寄稿を賜り、誠にありがとうございました。

 

さて、生徒会企画ページでは、企画運営の中心となった生徒会役員の皆さんが、クラス紹介を振り返りながら感想を寄せてくれました。

「このクラス、面白いな」「こんな雰囲気だったんだ」そんな声からは、学年を越えてつながっていく、あたたかな視線が感じられます。

 

「学園祭を通して学んだこと」

(校友会誌149頁に生徒会長の記事が掲載されています/総ページ184頁)生徒会長は、これまでの活動を振り返り、こんな言葉を残しています。

 

「繋がりは笑顔をもたらす」

 

これは、令和7年度のスローガンでした。学園祭での経験をきっかけに、時間をかけて深まっていった絆。多くの人の想いに触れ、仲間の力を信じることの大切さを知った日々。そのすべてを、これからの未来へつなげていく、…そんな決意が、言葉の中に息づいています。

「これらの学校生活、その先の未来へつなげていけるように、生徒会長としての仕事を全うしたい」と生徒会長の久保田くん。

 

来年度も生徒会執行部をよろしくお願いします!

 

 

ページをめくる手が、ふと止まります。



その一つのクラスに流れていた時間を、静かにたどってみます。

 

 

あの日をつくった、前日の教室

卒業式前日。教室には、卒業を控えた有志の生徒たちの姿がありました。

黒板いっぱいに描かれていくアート。色とりどりの装飾。

名残惜しそうに教室を眺めていた寮生の生徒。別件の用事があるまでの間、何か手伝えないかと手にしたお花紙を巻き始めました。

「久しぶりですね」と笑いながら器用に花びらを作っていきます。小学校以来だという飾り付けの花づくりをしながらクラスを振り返っていました。

一つひとつ折り、形を整え、教室に少しずつ“特別な空間”が生まれていきます。

誰かに言われたからではなく、「この時間を、自分たちでつくりたい」そんな思いが、自然と形になっていく時間でした。

 

あるクラスの、最後のホームルーム

卒業式当日。式を終えたあと、教室で行われた最後のホームルーム。

司会も進行も、生徒自身の手で。思い出を振り返る映像も、自分たちで制作したものでした。

 

保護者への感謝の手紙を渡す時間。BGMが流れる中、言葉にしようとしたその瞬間、あふれる涙。

照れくさそうに受け取るお父さん。そっと肩に手を添えるお母さん。

クラスのために、歌を贈る生徒の姿に、教室はやわらかな空気に包まれていきました。

笑って、泣いて、また笑って。そのすべてが、確かにここにありました。

教室の外へ

ホームルームを終え、生徒たちは外へ。

人工芝のグラウンドに出ると、少し冷たい風が頬をかすめます。

それでも、表情はどこか晴れやかでした。「もう一枚撮ろう」何度も集まっては、シャッターを切る。

名残惜しさと、前へ進む決意と。その両方を抱えながら、それぞれの一歩を踏み出していきました。

あの日から、時間は確かに流れています。

けれど、そこで生まれたつながりや想いは、形を変えながら、今も続いています。

 

新しい場所で頑張る皆さんへ。

78回生の卒業生の皆さんにとって、この学校で過ごした日々が、ふとしたときに、背中を押す力となりますように。

 

 

 

そして本日の記事で、今年度の水曜日記事の担当は一区切りとなります。一年間、本校のホームページをご覧いただき、ありがとうございました。

来年度もまた、この場所から、日々の学校の姿をお届けしてまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。