□平成26年度 NHK杯長崎地区予選大会
5月24日(土曜) 14時30分~(予定) ビッグNスタジアム 海星ー長崎明誠
□平成26年度 長崎県高等学校連合音楽会
5月25日(日曜) 15時39分~(予定) 長崎市公会堂
金曜日。
来週の今日は、いよいよ高総体です。今朝のような青空が広がることを願います。そして週末は各クラブ、練習試合・練習と最後の調整に臨みます。
「おはようございます。もしよろしければ海星ブログに是非取り上げていただきたい話題があるのですが。」
昨朝、柔道部顧問・西川先生に声をかけていただきました。
「柔道部員が一人、昇段試験に合格して黒帯をとったのです。」
部員10名。顧問は、田中先生と西川先生。
話を伺うと、黒帯を取得したのは三年生。
全くの素人で、しかも柔道部に入部したのは二年生の途中からという異色の選手です。5月17日に行われた昇段試験で見事黒帯を手にしました。
「入部した当初は、腕立て伏せ10回もできなかった彼が、今は200回、練習中には合計1500回できるようになりました。」
早速、彼がいる教室に話を聞こうと10分休みに訪れました。
何のことだろうと、名前を呼ばれるといぶかしがって廊下に出てきてくれました。
「黒帯おめでとう!」と手を差し出すと、驚いた様子で両手で握りかえしてくれました。
「わ、はい、ありがとうございます!」
挨拶をすませ、質問をしました。
「なぜ、全くの素人から柔道を、しかも二年生の途中から始めようと思ったのですか?」
「はい、友人の勧めもあったのですが、僕は運動が全然得意ではありません。でも、このままでいいのかなと自問自答しているときに、見学した柔道部の雰囲気がとても良く感じられて、よし!挑戦してみようと思ったからです。」
「黒帯取得…凄いですね。練習は辛くなかったですか?何故、君は頑張って続けることができたのですか?」
「はい、正直ものすごく辛かったです。」
そして、少し間を置いてから彼はこう告白してくれました。
「あまりに練習が辛くて逃げ出したことがあります。自分は素人なのに…これ程の練習…僕には無理だ、辛すぎると逃げ出してしまいました。」
「そうですか…。」
「でも、その時西川先生と友達が追いかけて来てくれたのです。随分遠くまで行っていたのですが、西川先生たちは車で追いかけてきてくれて…。」
彼の顔が紅潮していきました。
「先生や部のみんなの期待に応えたい!と凄く思いました。」
握りっぱなしの手が、お互い汗ばんできました。
「励ましてくれた皆が僕に黒帯を取らせてくれたんです!」
彼が挑んだ自分への可能性。
話を聞いていて、目頭が熱くなりました。
挑戦と挫折。
手にした黒帯は君の道しるべ。ここは着地点ではなく、出発地点。
もう素人じゃない!
さぁ、次は高総体だ!
我ら、海星高校柔道部!
※写真は昨日昼休み。柔道場。
担当 鶴野
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□男子・女子硬式テニス競技 H25 高総体 男子団体 優勝(15連覇)全国選抜大会出場・女子団体・準優勝 海星テニス部 HP
□男子バスケットボール競技 H25 高総体 準優勝 海星男子バスケットボール部 HP
□男女弓道部 H16 個人全国制覇(優勝) H24長崎市長・市議長盾争奪弓道大会 優勝 海星男女弓道部 HP
□ラグビーフットボール競技 H25 全国選抜大会出場 海星ラグビーフットボール部 HP