新緑の季節。
筍(タケノコ)は、伸びるにつれて皮を落として若竹になっていきます。やがて節目を持ち、強い風になびいても折れることなく、しなやかに揺れ元に戻る強さを見せてくれます。
いよいよ高総体!
今週金曜午後、平成26年度長崎県高校総合体育大会・開会式が行われます。
※5月31日-6月2日前項応援。6月10日(火曜)中高総体・代休日。
今朝は風があり小雨が降っていますが、お天気に恵まれた高総体直前の土曜・日曜、放送部・吹奏楽部は公式行事に臨みました。
そして各運動部は最後の練習試合・練習に汗を流しました。対戦いただいた各競技・各チームの皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OB・OGの皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。
男子硬式テニス部は、高総体15連覇中。女子硬式テニス部は、昨年準優勝です。
昨日、女子硬式テニス部は佐賀県に遠征、潮風に吹かれるテニスコートで、福岡県・佐賀県のチームと全日練習試合に臨みました。各チームの皆様ありがとうございました。
一球にかける集中力。
しっかり球を引きつけ打ち返す。そしてその瞬間から、次プレーへのステップがはじまるテニス競技。
観戦者にも緊張感が伝わってくる練習試合。
漠然とゲームをこなしているようにはとても見えません。選手達のゲームに対する意識に興味が高まりました。
「普通、相手をしっかり見たいから、どうしても体を正面に向けたがるのです。」
競技についての質問を女子硬式テニス部・大串監督に聞く時間がありました。
正面を向いて振るラケットと、半身にして振るラケット。「実際に素振りでもしてみるとよくわかるのですが、半身の方が力強いスイングができます。体が正面を向いていると、どうしても腕に力が入りきれませんから。」
野球の打者をすぐ思い浮かべました。
なるほど、バットスイングでも体が早く開きすぎると力強い球を打ち返すことはできません。
「加えてお腹が相手に見えると、打ち返すコースが相手にわかってしまいます。いかに引きつけて最後までお腹を見せない姿勢をつくれるかも、数あるポイントの一つです。」
「あとは球の高低。ネットすれすれに打ち返すと、当然相手までに球が到達する時間は早いです。逆に自分が姿勢を作るためにコースを狙って高い球を打ち返す場合もあります。相手まで球が到達する時間が高い球はかかりますから。」
スピードが違う。
どの競技でも伺う話ですが、学年が進むにつれ「判断スピード」に磨きがかかっていきます。
対相手、対自分。
たったひとつのプレーは、多くの確認作業のもとに成り立っていることを思い知りました。
球を追いかけるのではなく、球を待ち構えるプレーを心がける。
ダブルス競技では、得点すると毎回行われる気合いの一声とプレーを確認するための声の掛け合いが印象的です。
失点したときの反省はプレーヤーなら比較的誰でもできます。
彼女たちは、得点できたときの理由も確認していました。
試合中、大串監督のペンは止まりません。
今回も実りある練習試合になりました。
ゲームを運営する各チームの選手達が、つくりだすゲームの緊張感やプレッシャーのなかで学んだ一つ一つを、彼女たちはそれぞれ高総体で発揮します。
プレッシャーそのものは中立的で、プレッシャーをどうみるかでその善し悪しは決まります。
プレッシャーそのものは敵ではなく、敵はストレスです。ストレスは気持ちに迷いを生じさせ、失敗を招きます。
十分な準備をする。
安易な方法を探して楽をしない。
目の前の大きな課題に圧倒されず、その課題を小さく分けて一つ一つをコツコツ仕上げていこうとしていた選手の皆さんが、磯の香りがするテニスコートで躍動していました。
開会式は金曜日。
女子硬式テニス部の活躍に、どうぞご期待下さい!
※写真は昨日、女子硬式テニス部練習試合。
担当 鶴野
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□男子・女子硬式テニス競技 H25 高総体 男子団体 優勝(15連覇)全国選抜大会出場・女子団体・準優勝 海星テニス部 HP
□男子バスケットボール競技 H25 高総体 準優勝 海星男子バスケットボール部 HP
□男女弓道部 H16 個人全国制覇(優勝) H24長崎市長・市議長盾争奪弓道大会 優勝 海星男女弓道部 HP
□ラグビーフットボール競技 H25 全国選抜大会出場 海星ラグビーフットボール部 HP