歴史ある石たち


□ステラ模試・ステラプレップ模試
お問い合わせいただいているステラ模試・ステラプレップ模試についてですが、今年度は学園諸事情により実施未定となっています。

9月行事予定表

高校オープンスクール・入試説明会
第5回 9月20日(土曜)  入試説明会・入試問題解説会 10月11日(土曜)

□中学オープンスクール
第3回 10月4日(土曜)  入試対策講座とクラブ体験を行います。

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今朝の気温は21℃。

すっかり朝が肌寒くなってきました。蝉声もなくなり朝は静かになりました。暑く喧噪で、早朝から照りつけていた太陽に思わず日陰を探しながら歩いた道でも、今度は日なたを探しながら歩く季節に移り変わっていきます。

 

 

本日野球部は、第135回九州地区高等学校野球長崎大会2回戦に挑みます。(ビッグN・対 平戸高校 15時30分~予定)来月はがんばらんば国体も控えている野球部。初戦は聖光学院(福島県)と対戦します。※がんばらんば国体・硬式野球対戦表

九州地区大会は2年生が主体となって出場し、国体は甲子園出場チームでの出場です。
夏の各部活動の余韻か、球技が行われている体育授業中、規律ある声が最近はよく聞こえてきます。その声にひかれ職員室窓から下グラウンドを見ると、元気いっぱいにソフトボール競技をしている光景が目に入ってきました。

躍動する生徒諸君の奥には、グラバー園・大浦天主堂などが望めます。改めて歴史ある景観の中で私たちは学園生活の日々を過ごせている豊かさを感じました。

 

 

そういえば今年3月に卒業したみんなとは、この雄大な景色を背景にみんなで自作のポスター写真を撮ったことを思い出しました。

 

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教室の窓から見える稲佐山、長崎港。

オランダ坂を上る通学途中に観光客の方々と出会い、「教えるのが簡単ではないので一緒にグラバー園まで歩いて案内しました。」と言う生徒諸君もいます。大型観光船が港に着いたときは、外国の方を案内することもあります。

 

 

ところで、これら歴史的建物に行き着くまでに私たちは、アスファルトの道路ではなく『石畳』を歩きます。この石畳を歩くという行為は、私たちを歴史と異文化への憧憬に誘います。

 

 

積み上げられた石の壁や赤煉瓦のなか、石畳を歩く。

 

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古くはローマ帝国『アッピア街道』にはじまる石畳。紀元前1世紀頃の話です。

 

当時、自然石や火山岩が用いられ敷き詰められた石の道は、人の機動力を今までより大きく向上させました。

 

石によって強固になった路面の上を、馬に牽引された戦車(車輪を持った乗り物)がいっそうのスピードで移動していきます。石畳の道によって、有効な時短距離を私たちは手に入れました。

 

 

周辺の赤煉瓦と石畳。学園の周辺にあるそれや十人町から校舎に上る階段は、みごとな石階段です。

 

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今まで何人の人達が往来したのだろう。

 

 

 

先方に見える海を目指し、希望に満ちてこの階段を駆け下りた人もいるかも知れません。

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諸説ありますが、16世紀頃から長崎では石畳の道がつくられ、特に外国人居留地だった東山手・南山手は特にこの石畳がふんだんに造成されました。学園通学路途中にあるオランダ坂はその典型的な名残です。

 

 

ちなみに当時は外国の方を皆「オランダさん」と呼んでいました。坂の石畳を通るのは外国の方が多かったので、その坂は次第に「オランダ坂」と呼ばれるようになったというお話があります。(石畳の坂を当時は全てオランダ坂と呼んでいたという説もあります。)

 

 

ゆっくり上る通学路。

遅刻しそうでダッシュで駆け上がる通学路。

今日あった出来事を友達と語らい下りていく通学路。

 

 

すっかり涼しくなった今朝もたくさんの生徒諸君が、この景観を背景に石畳を踏みしめて登校してきます。

 

 

※写真は昨日の様子。

担当 鶴野

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