セネカの準備


■第97回全国高等学校野球選手権大会
7月15日(水曜) 午前9時30分~予定 ビッグN球場
2回戦 海星ー《諫早農業 対 佐世保高専》
■第60回長崎県吹奏楽コンクール
7月31日(金曜)10時~10時15分出演(出演順2日目1番)

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つかの間の晴れ間。

 

昨日まで青空が見事でしたが、今朝は曇り空。雨も少しぱらついてきました。現在、気温は22℃です。

来週火曜日は『小暑』ですが、それまでに梅雨は明けますように。

 

さて、本日から本校は第2回定期考査です(~3日)。1学期の締めくくり、4月、新学年になってから準備してきた成果を存分に発揮してください。

 

そして5月20日から、海星ブログにてお伝えしてきた『上グラウンド』定点観測。

昨日6月29日(月曜)朝には、ほぼ外観が完成しました。これからは内装工事です。定点観測は、本日をもって終了します。

 

メールメイトにて、既報通りこの仮校舎への引っ越しのため7月は次の通りの日程を予定しています。

 

7月17日(金曜) 1学期終業式

7月20日(月曜) 引っ越し完了

7月22日(水曜) 中央館解体開始・夏期課外開始

 

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上グランドに鎮座する仮校舎。

 

歴史的に見ると、その時代の建造物を調査すると当時の様々な知識・技術が見えてきます。

 

古代ピラミッド・万里の長城・アジャンタ石窟寺院・アンコールワット・阿房宮・タージマハール・ピサの斜塔・ヴェルサイユ宮殿・・・数えるときりがありませんが、建築技術の進展は、人類の知恵の進展とも言い換えることができます。

 

まずはしっかり計画。

不備がないか、多くの人頭と労力を使い現代も残る偉大な歴史的建造物。その強烈な準備をした成果は、ピラミッドだけを見ても約4000年経過しても姿をとどめていることでわかります。

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あっという間に姿を現した仮校舎。

そして来月からは新中央館が次第に姿を現していくことになります。

 

ところで、この『定期考査』や『仮校舎への引っ越し』が始まるに当たり準備の大切さを改めて考えました。すると、古代ローマ・セネカの言葉を思い出さずにはいられません。

 

「われわれがそれを短くしている。」

 

それは、心の多忙は自分で自分を煩わせるという意味の言葉です。何かをする土壇場になって、何かを始めるのは時すでに遅し。

セネカの例を挙げると、「有益な引退後を迎えたいのなら、老いた年齢から初めて人生に取りかかっても自分の可能性を失わせるだけだ。心の平安を保ちたいならば、少しずつ準備することだ。」と。

 

ギリシア哲学の巨人・ストア派ゼノンを継承した彼は、そう説いています。

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広義に見ると「人生」。

その人生も、わずか一日一日から成り立っています。

その一日を未来に向けての準備をして過ごすことが、明日の心の平安につながります。

 

限られたわずかな時間で多忙を極めると、多忙は自分自身を見失わせ結局は何ひとつ充分に成就させてくれない。セネカはそう言っているのです。

 

※写真は、昨日の仮校舎

 担当 鶴野

 

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