七夕の浪漫


■第97回全国高等学校野球選手権大会
7月15日(水曜) 午前9時30分~予定 ビッグN球場
2回戦 海星ー《諫早農業 対 佐世保高専》
■第60回長崎県吹奏楽コンクール
7月31日(金曜)10時~10時15分出演(出演順2日目1番)

■1学期終業式  7月17日(金曜) ※中央館立て替え、仮校舎引っ越しのため。
■前期夏期課外  7月22日(水曜)~8月7日(金曜)

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『七夕』の今日は小雨の朝です。気温は22℃。

 

旧暦7月7日が本来の七夕で、現在の太陽暦でいうと8月初め、本来は初秋行事の七夕。

太陽暦の7月7日頃は毎年梅雨終盤なので、たいていは曇りが多く星空はあまり見られません。もともとは中国行事だった「七夕」が日本に伝わったのは奈良時代、8世紀頃といわれています。

710年からの奈良時代以降、七夕にどれだけ多くの人たちが日本の夜空を見上げてきたのでしょう。年中行事は、現在の自分が楽しめるだけではなく、歴史の浪漫を感じる時でもあります。

 

さて、来週からは、いよいよ仮校舎への引っ越しが始まります。

昭和33年に完成した中央館、耐震に伴う立て替えのための仮校舎への引っ越し。上グラウンドへの移動です。

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外装はほぼ終わり、現在内装および電気工事が行われています。

引っ越しの予定は17日(金曜)、終業式・HR後です。

 

すでに職員室周辺や、正面玄関を飾っていた各競技等の優勝トロフィーや卒業後、世界や全国で活躍するOB・OG寄贈品など、海星学園の歩みを象徴する各種賞状等は移動を始めています。

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昨日は職員室前学習スペースにも引っ越しの手が入り、『大学入試実績』『各クラブポスター』『諸連絡掲示板』等の取り外しが行われました。

 

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日本の僧、円仁。

彼は8世紀後半から9世紀にかけて活躍しました。早くから最澄に師事し、彼が唐王朝から帰国するとすぐに延暦寺に向かったほどです。その円仁もついに838年、海を越えて中国に渡りました。

帰国する847年までの9年間、大唐帝国における詳細な旅日記を彼は残しています。

 

アメリカの東洋学者・ライシャワー博士は、マルコ=ポーロより4世紀も早く中国を訪れ、日記を残した円仁を「マルコ=ポーロは人々の想像力を誘い、円仁は中国に足跡を残した。彼の詳細な日記はマルコ=ポーロの記録に勝る遍歴と業績を残している。」と、称えています。(「世界史上の円仁」田村完誓訳)

 

海星123年の歴史に、私たちどれほど鮮やかな足跡を刻むか。

今回の125周年記念事業である中央館建て替えは、これまでの、そしてこれからの海星歴史の大きな一つです。123年の遙かなる道を、今回の記念事業により私たちはたどる機会を得ています。

 

海星学園がジャック=バルツ氏によって創立されたのは明治25(1892)年。

ちなみに大日本帝国憲法発布は、明治22(1889)年。

1890年ドイツはビスマルク首相が辞職。

1892年当時イギリスは、グラッドストン首相(四回組閣)。セシル=ローズが3C政策を開始したのもこの頃です。

 

本校の歴史を感じずにはいられません。

 

 

引っ越しが終わると、中央館建て替え工事が始まります。この校舎で学んだ多くの卒業生に、七夕の日、思いを馳せます。

 

 

OB・OGの皆様、学生服を着た当時のあなたの姿が中央館・らせん階段の中に見えませんか。

 

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※写真は昨日の様子。

担当 鶴野

 

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□男子・女子硬式テニス競技  H27 高総体 男子団体 優勝(17連覇)全国選抜大会出場・女子団体・準優勝 海星テニス部 HP
□ラグビーフットボール競技 H26 全国選抜大会出場 H27高総体 3位 海星ラグビーフットボール部HP