構えた足 握る竹刀


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■マリア会姉妹校HP紹介

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1892年(明治25年) 海星学園創立 長崎

1898年(明治31年) 明星学園創立 大阪

1946年(昭和21年) 光星学園創立 北海道

平成28年度 第2回高校オープンスクール 7月23日(土曜)

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※九州総体でダブルス優勝・団体準優勝を果たした男子硬式テニス部は、現在・宮崎県で開催されている『U18・以下九州ジュニア大会』に出場しています。大会はまだまだ続きますが、蘭選手(3年)が全日本ジュニア選手権大会への出場権を獲得しました。

 

 

とても強い風が吹いている朝です。

先週末から続く天候不順で、各公式戦日程に変更が出ています。各競技HPで確認の上、ご注意下さい。

 

今朝学校を目指している途中、宝町方面から来て長崎駅前の信号で止まっていると、今いる場所では雨は降っていないのに約50m先の旭大橋付近は雨がザンザン降っていました。そして出島有料道路前信号で再び止まると、雨はなく路面も乾いていました。後ろを確認すると、後方は雨。

わずか50m前後で、傘を持たない人と必死に傘を持つ人。 ちょうどの境目をふたつ通過した少し面白い体験でした。

 

 

「九州大会が終わりました。高校での僕たちの高校剣道は終わりました。」

 

充実感を得たと言葉では伝えてくれながらも、会話の途中で時折悔しさも垣間見せた2人。

今年の高総体で結果を残し、7月9日(土曜)~10日(日曜)に長崎県立総合体育館で開催された九州大会に長崎県の代表として出場した剣道部の2名に、昨日話を聞くことができました。

 

「長崎県の代表はとても重く、そして良い経験を与えてくれました。」

「結果は残せませんでしたが、自分の剣道はできたと思います。」

 

6月の高総体では3年間の成果と、チームメイトやクラスメイトの大きな声援でのびのびプレーできましたと教えてくれた2人。九州大会では会場の雰囲気が高総体時とは全く異なっていたと口をそろえて感想を述べてくれました。

 

「九州大会での1回戦敗退は、素直に悔しいです。試合会場は、空気が少し動いただけで肌でわかるくらいの張り詰めた緊張感でした。出場選手が皆、九州各県の代表選手で、互いに背負っているものの重さを感じました。」

「自分の実力精一杯でした。技術も大事ですが、勝者は気持ちが強く、剣士は技術ではなく気持ちで動くことを改めて理解することができました。」

 

高校生活での剣道は、これで終わりですね。お疲れ様でした、と声をかけると2人は一瞬声を詰まらせ応えてくれました。

 

「海星の剣道で学んだのは、『努力』です。とにかくまず努力をすれば時間はかかるかもしれないけど、結果を出せることを僕は学びました。」

「九州大会に出て、あの大舞台を体験できたことは今からの自分にとって大きな財産になると思います。剣道をさせてくれてありがとう。」

 

 

忙しい合間を縫って取材に応じてくれた2人の肩をポンと叩いて、こうお願いしました。

「ちょっと2人の写真を撮りたいので、竹刀を握っているポーズをして下さい。お願いします。」

 

 

仮校舎の外に出ると、彼らは早速構えてくれました。

『なるほど』と、思ったのは彼らはまず手で竹刀を持つポーズをとったのではなく、サッと足で剣道の構えをとりました。

リクエストに応えたポーズをとってもらいながら「どんな体制からも崩れない競技』といわれる剣道の一面を垣間見させてもらいました。

 

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「大学の受験会場も、きっとあんな張り詰めた緊張感ある会場だと思います。剣道で学んだこと、九州大会で学んだ事を、今度は受験で発揮します。」

 

冒頭で見せてくれた、ホームページで紹介してもらうほどのことではありませんよ、と良いながらの照れた笑顔にクラブ活動で得た充実感を感じ取りました。

高総体と九州大会、2つの公式戦で獲得した貴重の体験。

 

剣道部の皆さん、ご協力いただき、ありがとうございました。

 

 

※写真は剣道部・九州大会出場の2名。

■7月11日

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