平成29年度 海星中学校特別入試・一般入試
出願期間 11月22日(火曜)~11月30日(水)※郵送必着
※海星ホームページTopには、様々なカテゴリがあります。詳細な行事予定につきましては、Topページ『月間行事予定表』からお入り下さい。
■マリア会姉妹校HP紹介
1888年(明治21年) 暁星学園創立 東京
1892年(明治25年) 海星学園創立 長崎
1898年(明治31年) 明星学園創立 大阪
1946年(昭和21年) 光星学園創立 北海道
ゆっくりと東の空が白んできました。
今日の日の出は、午前6時43分。現在の気温は、11℃です。
時折吹く木枯らしに、肩を上げるか小走りになるしか為す術がありません。北海道では本格的な積雪も始まり、「今年は秋が短かった。」という声もあります。
来月師走の11月第2周月曜日。今月は、29日(水曜)から第4回定期考査も開始です。
週末、各クラブ活動は公式戦・遠征・練習試合・練習に挑みました。対戦いただいた各競技・各チームの皆様ありがとうございました。また保護者の皆様・OB・OGの皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。
男子サッカー部は、決勝に進出し13日(日曜)は全校応援の予定です。(※詳細は後日連絡致します。)
ラグビーフットボール部は、準決勝に進出。次戦は、19日(土曜)です。
さて、大一番に白熱した土曜・日曜でしたが、週末、生物部は『長崎県高等学校総合文化祭 第22回科学研究発表大会』に臨みました。大会関係者の皆様ありがとうございました。
会場は、長崎県立大学 佐世保校。生物部は、大型バス(スクールバス)にて、「同生物部の最近の著しい活躍を取材したい。」と、放送部員とともに会場へと向かいました。
「長崎県高等学校自然科学部で活動する生徒が一堂に会して、日頃の活動や研究内容を発表する機会を設け、生徒交互の交流を深めるとともに、高校生の自然科学に対する興味・関心を喚起する。」
生物部は、同大会に並々ならぬ気持ちで参加しました。
なぜか。
「何を研究し、何を理解し、何を発表するのか。」
研究は、まずそこからスタートします。
真冬の相川町休耕田での採集。飼育方法の試行錯誤。
私たちは、『両生類の観察』というテーマを決め、日々観察研究を続けました。両生類は水中生活から陸上生活に変わるとし体の構造が変化します。適切な環境でないとすぐに死んでしまうのです。
「学習行動を観察するとき動いてくれないとデータが取れないのに、なかなか動いてくれなかったりして苦労しました。」
私たちは、その全てを発表しました。
生物を飼育しているため、部室を二日連続で空けることもできませんでした。お盆休みには、部員全員で分担して生物を持って帰り、各自飼育しました。
一年間の集大成がこの研究発表大会です。
彼らは今年の学園祭でも生物部としては初めて、全校生徒前で事前発表を行いました。
観察研究は、結果データを取って終わりではありません。それを適切に伝えることができて完成です。部屋に籠もっての観察研究を得意とする私たちは、このプレゼンテーションが最も試練でした。
(発表前に、生物部顧問・美明先生からアドバイス)
今回私たちが選んだ研究テーマは、多くの試練とそれ以上の喜び、そして経験を与えてくれました。
各校の発表、そして交流は、私たちに更なる研究意欲を与えてくれました。
大会結果は、優良賞。
上位大会への出場は叶いませんでしたが、大変有意義な大会でした。展示発表でも審査員の方々にプレゼンを行い、ご助言をいただくことができました。
また放送部の皆さんは以前から生物部を取材してくれていた生徒二名も、朝早くから密着取材をしていただき、とても嬉しかったです。
12月3日(土曜)には、相川町の休耕田にてボランティア活動を行います。相川町の休耕田に来年の2月頃に、またカスミサンショウウオや
アカガエルなどが産卵できるように、一日がかりで水場作りをします。
長崎県生物学会・会長 松尾先生(現在:長崎女子短期大学)を中心として、地域の方々、大学関係者の方々とともに活動します。長崎県のレッドリストに登録される生物の保護のために、多くの方々が真剣に取り組んでいることを実感させられる貴重な機会です。
研究は、満足したらそこで終わり。
私たちが出した正解は、環境の変化や進化によって日々データそのものが成長していきます。
「私たちもそのデータと同じ速度で成長します!」
スポーツに青春をかける高校生がいます。
観察、そして研究に青春をかける高校生がいます。
海星高校・生物部、今後の活躍にどうぞご期待下さい!
※写真は、週末の様子。
■11月4日