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■マリア会姉妹校HP紹介
1888年(明治21年) 暁星学園創立 東京
1892年(明治25年) 海星学園創立 長崎
1898年(明治31年) 明星学園創立 大阪
1946年(昭和21年) 光星学園創立 北海道
通学路を彩るイチョウの葉を楽しむことができるくらい昨日はあたたかさを感じました。
今朝の気温も13℃。同様にあたたかさを感じますが、風があります。
落ちた葉は、木々の色を失わせ冬の到来を告げます。ひっそりとした山々は、次の春に向けて静かに準備しています。
「12月3日(土曜)に私たちは、相川町に向かい参加しました。」
今年に入り、特に活動が著しい生物部の皆さん。
今回彼らが取り組んだ活動は『休耕田』です。
「川からの水が休耕田全体にうまく流れ込むように皆で穴を掘りました。私達は、堀り上げた泥を平らに踏み固める作業を手伝いました。」
長崎市相川町で行われた活動。
相川町は、観光施設『あぐりの丘』が位置する周辺にあります。
その作業をしながら、それだけに終わらないところに今年の生物部の成長がみられるのです。
「作業に取り組みながら、サンショウウオやアカガエルなどは流れの無い止水で産卵することを知っている私たちは、作業休憩中はそれらを探しました。」と、部員のみんなは教えてくれました。
もちろん参加させていただいた活動にも、まんべんなく取り組みます。
この季節、夏とは違い川の水は冷たいですが作業した汗であがる自分の身体からの湯気とサンショウウオやカエルの卵を見つけて研究材料にしたいという目的意識が、川の冷たさを忘れさせてくれました。
今回参加した『相川町の休耕田』は長崎市が管理をしており、自然観察会を行うことができます。自然観察会などで関わりをもった方々が有志で集まり、希少生物保護の目的で水場造成も行いました。
「何もないところに作ったり、かつてあった痕跡を見つけて復活させたりする作業は、大変な重労働でしたが、参加した全員が泥だらけになりながら、笑顔で作業をしていました。」と、生物部顧問 美明先生。
最後は生物学会・会長 松尾先生が、堰き止めていた川の水を通し、自分たちで掘った場所に川の水が行き渡るのを皆で見届けて作業を終えました。
サーッと流れ出した澄んだ川水は、たくさんの生物に息吹を与えてくれます。
「啓蟄(けいちつ)と言って、3月の春には冬籠もりしていた虫たちが地中から出てきます。この水は大地にいる虫や樹木に冬の間生命を与えて続けてくれるぞ。」
使用したスコップなどを休耕田横の川で全員で一緒に洗い後片付けしながら、「お互いに大変だったね。」「普段バラの手入れでやっている土での作業経験が役に立ったよ。」と、泥を落とし着替えながら皆で話しました。
そう、そして我が生物部は、プラスアルファの笑顔も・・・。
「学校に戻ってから、また観察しなければ!」
今回のいただいた活動の機会を全員で感謝しました。
■主催:生物学会 会長 松尾先生
◆参加団体:長崎大学・純心大学 長崎県シェアリングネイチャー協会 高校生物部
※写真は、生物部活動の様子。
■12月5日