■吹奏楽部
第62回長崎県吹奏楽コンクール
7月23日(日曜)12時15分~ 32番目(2日目9番) 会場:アルカスSASEBO
男子硬式テニス部が九州総体を終え帰ってきました。
◆団体3位・個人(藤永選手)3位
インターハイにつなげる結果を残した男子硬式テニス部へのご声援を、引き続きよろしくお願いいたします。
彼らの活躍を受けて気合いが入らないわけがありません。第99回全国高校野球選手権長崎大会が、7月7日(金曜)開会式より始まります。
第99回全国高校野球選手権長崎大会
海星野球部初戦1回戦は、7月9日(日曜)9時30分~予定 会場:ビッグN球場です。まずは野球部が『選手権大会』。高校3年生最後の公式戦に挑みます。
そして・・・
近年、県内各クラブ活動は高総体前に公式戦に出場しなかった選手対象の試合を開催しています。
同じグラウンド、体育館で汗を流したチームメイト。
野球部は18日(日曜)選手権大会会場となるビッグN球場にて、昨年夏の覇者・長崎商業と引退試合を行いました。
引退試合。
そうです。ここ数年、選手権大会前のこの期間、長崎商業野球部と海星野球部は引退試合を開催しています。スタンドからチームを鼓舞することになった3年生で編成された互いのチームが対戦する試合です。
同日もチームメイト、保護者の皆様、卒業生の多くがスタンドに足を運ばれ、公式戦さながらの応援合戦、臨場感、大変緊張感があるなかで今年もプレイボールのサイレンが鳴りました。
昨年は、春甲子園に出場した本校野球部、夏甲子園に出場した長崎商業野球部。
去年の余韻が残る試合。
応援もおなじみの元気ある声援が、普段はスタンドで選手を鼓舞する側の選手達を突き動かします。
長崎商業は甲子園大会でも注目された「いけいけ長商、おせおせ長商、男を見せろ、頑張ってー!」と、あの応援。両校とも部員だけではなく、たくさんの一般生徒や卒業生が駆けつけていました。
一球にかける瞬間が、次々に訪れる試合。
その一瞬一球にかけるため、どれほどの時間を僕たちは費やして練習してきたのだろう。
一球一球に湧くスタンドに、次のプレーでも応えようとする気持ちが両チーム迸る真剣勝負。
両チーム、大技、小技を駆使して回は進みました。
全選手が出場するため、選手交代は回を追う毎にあります。回の途中でベンチに下がる選手、回の中盤、回の終盤から出場する選手。
お互いがお互いに声をかけ、大声援を送り、球場にいる全員が試合の価値を高めていきました。
ベンチからの声も両チーム、とても出ていました。
「気持ちだ、気持ち!」
「この打席に3年間ば思い切りぶつけろ!」
「一球ば丁寧に扱おうで!」
グラウンドが照明で明るくなった頃、試合終了。
海星 3対7 長崎商業
彼らの夏、一区切りつきました。これからはチーム一丸で挑む選手権大会。
試合終了後、スタンドからは両チームに鳴りやまない拍手が延々と続きました。
試合が終わり、すぐに球場をあとにしました。球場からは、まだ拍手の音が聞こえてきます。
下に降り球場駐車場、綺麗に並んだ野球バックの向こうに人影が見えました。
「こんばんは、野球部ですか?」と、声をかけると
「こんばんは、はい、野球部です。荷物管理をしています。」
熱い気持ちをここでも感じました。
心の中で『君達が居たから先輩方は最後の試合で力一杯試合ができました。』と、そう思い「ご苦労様。」と言うと、「今日は応援ありがとうございました。失礼します!」と、とても気持ちの良い挨拶をいただきました。
強豪といわれることもある長崎商業と海星。その他の強豪校にも同じ光景がきっとあります。彼らの強さとクラブ活動の素晴らしさを改めて感じました。
熱い最後の夏が、まもなく始まります。
※写真は、野球部。 長崎商業 対 海星の様子。
(最後の1枚・全体写真は保護者会より提供いただきました。)