主権者教育講習会


教員採用情報

ようやく気持ちが良い青空が見える朝。

毎日めまぐるしく変わる週間天気予報が続く梅雨の時期です。今朝の気温は26℃。人工芝になった上グラウンドから、サッカーボールを蹴る音が聞こえてきます。目標を持っている若者達には、天気や湿度も関係ない様子です。今朝も校門をくぐると「おはようございます!」と、元気な挨拶で迎えられました。

土用丑の日

雨、湿度に加え、30度近くまで上がる日中の気温や室内空調。体調管理にも注意を払わなければいけません。

暑気払いのために「う」のつくものを食べると暑さ負けしないといわれています。そこで土用の丑の日。

夏のイメージが強いですが、「土用」は元来各季節にあります。古代中国陰陽五行説に起源があります。中国では全ての物事を『陰』と『陽』の2つに分けました。そして自然界は5つ『木』『火』『土』『金』『水』です。この5つに4つの季節が割り当てられました。

『春・木』『夏・火』『秋・金』『冬・水』です。残る『土』は季節の変わり目に当てられました。そこで二十四節気「立春・立夏・立秋・立冬」の前18日間の季節の変わり目『土』と十二支・12日周期で回ってくる『丑(うし)の日』が重なると「土用の丑の日」が完成?です。

今年は18日の期間に2回『丑の日』がある少し珍しい年です。(今年は7月25日と8月6日)

ちなみに鰻を食べる習慣は、諸説ある中で江戸時代・平賀源内が発案した事が最も有名なお話です。

知識を深めていくと普段からある習慣も一層有り難さを感じることができる切っ掛けになる要素になります。

主権者教育講習会

一定の年齢に達していれば選挙権が持てる男女平等普通選挙制は、1919年ドイツワイマール憲法で制定されました。

日本では1945年以降、選挙権年齢は20歳でしたが、2015(平成27)年、実に70年ぶりに年齢が引き下げられ、現在は18歳です。(被選挙権は、参議院30歳以上・衆議院25歳以上)

7月11日(月曜)6時間目、長崎市選挙管理委員会より講師をお招きして『主権者教育講習会』を実施しました。

地歴公民科主任・白石教諭より説明、紹介がおこなわれ長崎市選挙管理委員会講師様より配布いただいた資料に基づき、教育講習会が始まりました。

国民主権の原理を実現するために、重要な仕組みの一つが選挙です。

かつて選挙権を求めて、身を挺して社会に訴えが起こされたこともあります。初期には身分や性別、財産など選挙権を得るためには条件がつけられていました。

国政に参加する、いわゆる参政権を求めてでは、古代ギリシアがよく知られています。

貴族身分にだけあった参政権は、商業発達にもとない富裕になった平民身分の人々が武具を購入し国防を担う重装歩兵として活躍しはじめ、彼らは参政権を求めます。
さらに古代ギリシアは、東方大国・アケメネス朝ペルシアとの争いの中で、無産市民が船のこぎ手として活躍。その無産市民も参政権を手にします。

当時は成年男子のみで、政党や代議制はなく、直接民主政でしたが、私たち一人一人が国政に参加するという事は大変意味があります。先人達の取り組みから、その現在は当たり前となった選挙権を時間をかけて現在の形になりました。

講話内容は、投票時のマナーにまで及び、とても丁寧にお話をいただきました。

 

最後に新生徒会長がお礼の言葉を述べました。

知ること、学ぶことによって、向き合い方が昇華していくことが社会には、まだまだたくさんあります。

※写真は、主権者教育講習の様子。

■吹奏楽部
第62回長崎県吹奏楽コンクール
7月23日(日曜)12時15分~ 32番目(2日目9番) 会場:アルカスSASEBO