伝統と未来


 

教員採用情報

気温が13℃の朝。

来週火曜日からは立冬です。今週は秋終盤、『秋の暮れ』です。過ごしやすい秋を惜しむ気持ちを昔の人たちは様々な表現で残していきました。様々な著書を読むと、私たち日本人は、その「惜しむ」思いを愛で(めで)、粗末にせず日々の生活に生かしていったと著しています。

125周年

今週水曜11月1日は、いよいよ『海星学園・創立125周年記念式典』が長崎ブリックホールにて開催されます。

1892(明治25)年にマリア会が長崎に種をまいた海星学園。数多くの教職員が海星学園で教鞭を執り、数多くの若者が社会に巣立っていきました。

今週、私たちは節目の記念すべき日を迎えます。

私たちのマリア会は、北海道・光星学園、東京・暁星学園、昇華学園、大阪・明星学園、長崎・海星学園と全国で、そして世界でマリア会教育を行っています。

先週大阪・明星学園から中学生の皆さんが修学旅行で長崎を訪れ、姉妹校である本校に足を運んでくれました。

坪光理事長・歓迎の言葉

海星学園着任以前、明星学園理事長として活躍していた坪光理事長は、長崎の素晴らしさと大阪の素晴らしさを修学旅行生に話、大いに修学旅行で学んでほしいと声をかけ、親交深い明星学園修学旅行引率教員の先生方とも僅かな時間でしたが旧友を深めました。

現在、活動は休止していますが『龍踊り保存会』龍を長崎の歴史とともに紹介する場面もありました。

玉と龍声ラッパを手に解説する武川教頭

クラブ活動

週末、各クラブ活動は公式戦・遠征・練習試合・練習に挑みました。対戦いただいた各競技・各チームの皆様、大会運営関係者ありがとうございました。また保護者の皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。

125年の歴史。創立122年目に誕生した女子バスケットボール。海星は長らく男子校でした。

昨日、女子バスケットボール部は、午前中は諫早商業高校体育館、午後は移動し長崎商業体育館にて練習試合に汗を流しました。

強豪校・伝統校が集った練習試合。

多くのことを学べる機会でした。

思えば、海星として初参加した女子バスケットボール競技、最初の公式戦試合会場は、昨日午後からお世話になった長崎商業高校体育館でした。

創立1年目の女子バスケットボール部(当時)

気持ちと仲間同士を鼓舞する声が響き渡った初試合。

結果は大敗でした。

続けることでしか成功は訪れません。

体育館を使えず、エトワール館前のコートで練習。当時、僅かな少ない部員でも練習に励みました。

最近は日々の努力で、結果が少しずつ勝利という形になり出した。

高校3年生。そのクラブ自体の成長過程を体感し今年引退。頼もしい後輩の皆さんに、バスケットボールへの気持ちを託しました。

伝統をつないでいくことは、容易ではありません。

海星学園は、浪ノ平、外浦と校舎を移転し、1895(明治28)年に東山手に根を下ろします。

活水女学校(明治12年創立)、鎮西学館(明治14年創立)、東山学院(明治17年創立)。東山手は「学園の丘」としての観を呈し、多くの学校と共に長崎で学問と教育を牽引してきました。

これから、150年、200年、300年を目指し皆さんと、この長崎東山手の地で歩んでいきます。

今朝もこれから多くの生徒の皆さんが、この階段を上り登校してきます。

※写真は先週および週末の様子と女子バスケットボール部。