猛烈な寒波が日本を覆っていると今朝ラジオで聞きました。
冬至、鹿角解つる(しかつのおつる)頃。気温6℃の長崎市。今朝はまさにたった今、いつもより小さめで品を感じる客船セブンシーズボイジャー号が入港しています。
冬休みの活動
今日から始まる冬期課外授業。前期は29日まで続きます。
■前期課外授業 12月26日(火曜)ー12月29日(金曜)
■後期課外授業 1月 4日(木曜)ー 1月 6日(土曜)
■3学期始業式 1月 9日(火曜)
■センター試験 1月13日(土曜)ー 1月14日(日曜)
■海星高校入試(奨学生入試) 1月16日(火曜)
■海星高校入試(フロンティア入試) 1月17日(水曜)
■海星高校入試(一般入試) 1月26日(金曜)
クラブ活動も土曜日より速報をお伝えさせていただいていますが、中高各クラブは全国各地で今冬も活発に動きます。
その中の一つ、生物部は昨日、長崎市住吉中園商店街にてエコ活動を行いました。
年の瀬を感じる商店街。行き交う人々もせわしなく、いつもより多め。
同じ活動でも季節柄や場所、時間帯で活動の仕方は変化します。今年の生物部テーマ『コミュニケーション力』を住吉商店街様のあたたかまなざしの中、発揮してきました。
あらかじめ無駄になった新聞紙からエコバッグをつくり無料で商店街を通る人に配布する活動。最初は声を出すのにも躊躇していましたが、一年間を通じて大きく成長。元気に呼び込みを行いました。
今回のエコバックは配布するだけでなく、エコ活動宣言カードに記入いただいた方々に配布させていただきます。
「継続的にエコ活動をみんなで取り組んで行こうという意図があります。」
リクエストしながらの配布に、最初は少し気持ちが内向きになりかけましたが『美しい地域』をという信念が、僕たちの背中を押してくれました。積極的に意図を説明し配布。
多くの皆様に協力・賛同いただき、また志を同じくする同世代の仲間達と、活動しました。
サイエンスキャッスル2017九州大会
その生物部がまたもやってくれました。熊本県で開催された『サイエントキャッスル2017九州大会』にて、見事「優秀賞」を獲得。
発表したのは『無毒餌の給餌によるアカハライモリの無毒化を目指して』。
今回は県での研究発表大会ではまだ結果が出ていなかった内容も盛り込みました。
高校2年生にとっては生物部での最後の大きな大会だっただけに、副部長・馬場君は「ものすごく緊張しました。」との感想。
県発表では、各分野ごとに分かれて発表を行うのに対して、今大会は12校に絞った口頭発表を全員が聴講するため、大きなプレッシャーを感じたようです。
「あなたの研究を知っているのは、あなたです。緊張するのは当然ですが、恐れる必要は全くありません。」
特別講演会で熊本大学の先生が言われた言葉に、大きな勇気をもらいました。
「もしあなたがやっていることが研究なら、その研究成果は人類の宝です。あなたとあなたの研究には素晴らしい未来が待っているはずです。」
高校生・教職員合わせて300人を超える会場でおこなった発表でいただいた言葉に、生物部一同は大感激でした。(一番感激したのは、顧問 美明先生【理科】かも)
教育応援プロジェクト サイエンスキャッスル2017実行委員主催・水俣市共催・株式会社リバネス企画運営・熊本県教育委員会、水俣市教育委員会共催で実施された今大会。
口頭発表に選ばれた学校はポスター発表も行い、審査はされませんが研究に興味を持った出場校の生徒や教職員、一般の見学者の方々に説明できる機会がありました。
審査委員は、株式会社リバネス戦略開発事業部部長農学博士、水俣環境アカデミア所長理学博士、熊本大学大学院先導機構特任准教授薬学博士、熊本県産業技術センター食品加工技術室研究主任工学博士、熊本大学大学院先導機構助教工学博士、熊本大学大学院先端科学研究部(理)化学講座准教授農学博士の6人の博士が審査員と蒼々たる先生方。
私たちは研究を聞きに来た方々に随時説明します。聴いた方が面白いと思った研究のポスターに3枚配布されている赤いシールを貼り、何人の方々がその研究に興味を持ったかが分かるシステムの中でのプレゼンでした。
興味のあるポスター発表にシールを貼る様子。
各協力企業もブースを設置しており、高校生と一対一で研究の助成や協同研究ができないかなど、様々なアドバイスをいただくことができました。
今年も一年間を通じて、川に山に沼に海に出かけ、生物部研究室につめて観察し、土を耕し雑草を取り夏場に汗を掛けながら薔薇に水をやり続け、商店街でエコバックを大きな声を出して配布し、パワーポイントを作り、撮った写真を印刷してハサミで切り取り模造紙にマジックで説明を書き…数え上げたらきりがないほど充実した活動をした生物部の皆さん。
「これが俺たちの青春です!」
来年も生物部の活動に、どうぞご期待下さい。
※写真は生物部活動の様子。