年始のチャレンジ


昨夜から降っていた雪が積もりつつある長崎市内。現在気温は-1℃です。

積雪に伴う登校について

長崎バスの一部路線で運休が出ました。通常使用している公共交通機関が運休の場合は自宅待機をして下さい。公共交通機関が運行再開後、安全を確認の上登校して下さい。

尚、スクールバスは通常通りに運行しています。

3学期第1週目

昨日から授業が始まっています。3年生は明日いよいよセンター試験会場の下見に行きます。

本番は明後日、土曜・日曜の二日間。いよいよ臨場感が高まります。

 

昨日放課後。

職員室横にある自学スペース。

このスペースで自学をする利点は、難問の壁に当たった際すぐに教職員に質問できる点です。3年生ばかりかと思いきや、昨日は1年生も活用していました。

激励をし強化を訪ねると、「数学です。」「物理です。」「化学です。」と言う声が圧倒的に多かったです。

何やら仕切られた自学の小部屋が、コマ送りのフィルム写真のように見えます。それぞれが自分にチャレンジしている自学スペース。皆素晴らしい集中力で取り組んでいました。

寒九

ところで『寒九(かんく)』という言葉をご存じでしょうか。

寒に入って九日目に雨が降ると、寒九の雨といって、その年が豊作になるという吉兆とされています。今年は1月5日から小寒だったので、ちょうどセンター試験2日間の頃になります。今年のセンター試験は過去最も早い実施の日程です。

この寒九の伝えには、昔の人々の「厳しく寒い中にも明るい未来を見いだす『前向きな力』『尊い自然観』」を感じずにはいられません。

長崎県生物学会第47回大会〔講演会・研究発表〕

始業式前、1月7日(日曜) 佐世保市中部公民館にて生物部は研究発表会に参加しました。関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。

座学で学んだこと、研究し続けている事を、今回は一般の皆様の前で発表。

だんだんステップアップし、高いハードルへとチャレンジを継続している生物部。果たして今回の活動成果は、どうだったのでしょうか。

発表会では、合計22件の口頭・展示発表(2種類発表)が行われました。

その22の発表が蒼々たる参加者の皆様。九十九島ビジターセンターや九十九島水族館、九十九島動植物園をはじめ、長崎大学教育学部・環境学部の学部生・大学院生の方々です。

私たち生物部の発表順は…。

なんと最後から2番目の発表順で選出。

普段と聴衆が異なる上に、この発表順も手伝って大きなプレッシャーと葛藤しながら順番を待ちながら、各発表を聞き入りました。

「のどがカラカラです。」

「今回の口頭発表は、高校1年生部員に任せました。」

ニコやかにそう教えてくれるのは、顧問 美明先生(理科)。

発表内容は、1年間皆で研究したアカハライモリの毒化機構の研究。これまで、先輩方の発表を間近で見てきて、彼も事前に練習も幾度となく重ねてきました。

発表・質疑応答まで含めて持ち時間は15分以内。それを超過すると強制的に発表は終了というルールです。

スライド文字を少なく、図は見やすく、説明は長くなりすぎないように注意して、タイマーを使って時間を超過しないように今冬休みに練習を重ねてきました。

「パワーポイント作成も、入部した頃に比べたら随分うまくなりました。」とは、先輩部員の感想です。

 

成果を発揮でき、私たちは制限時間内で質疑応答まで終えることが出来ました。大変権威ある先生方からも質問をいただき、私たちは緊張しながらもしっかりとした口調で答えることができました。

 

「今回の大きな収穫は何ですか?」発表者も含め、部員の皆さんに感想を聞きました。すると…

「九十九島水族館の職員の方が発表されていたカブトガニにとても興味を引かれました!」と、一同。

 

顧問 美明先生は、「部室にカブトガニの標本が置いてあるんです。そのカブトガニが長崎県の海に生息していることを部員のみんなは初めて知り興奮したようです。」

 

「発表順番を待っている最初の頃は、口から胃が出る…と緊張していましたが、カブトガニの発表にどんどん引き込まれて、緊張は飛んでいったようです。」

 

最後は専門家の方から丁寧なご説明を頂きながら展示発表を見学。

「まだまだ知らないことが沢山あります。」

 

大昔からその形態が変わっていない『生きた化石』とも言われるカブトガニを、研究してみたいと新たな目標を収穫した発表会でした。

※写真は、昨日および生物部活動の様子。