奈留島の音色


昨朝と同様に少しだけ肩を上げて歩く朝の気温11℃。

ただ昨日とは異なり風がないので、爽やかさを一段と感じる朝です。学園裏には非常に景観の良い公園がありますが、その土手にタンポポが一面に咲いています。タンポポの花色は黄色と白色。

今週日曜は『母の日』。贈る花はタンポポではなく「カーネーション」。バラや菊に次ぐ流通量を誇るポピュラーな花です。品種は多種多様で、1本の茎にひとつ花を付けるものもあれば、枝分かれした茎に複数の花がつくものもあります。色によって変わるカーネーションの花言葉は「感謝」「愛」「美しい仕草」「尊敬」などです。

吹奏楽部

自分がいるその場所で、思わず「感謝」や「愛」「美しい仕草」「尊敬」などを学び気がつく場面があります。

今年も数多くのクラブ活動ゴールデンウィーク中の様子を今週月曜日にお伝えしましたが、今日はそのうちの1つ吹奏楽部を紹介。今回吹奏楽部は、縁あって五島列島・奈留島『奈留高校』との皆さんと合同練習も兼ね、島で合宿を行ってきました。

奈留高校吹奏楽部の皆さんと合同演奏

海の青色と、新緑の環境。

普段は無償の愛で目前に出てくるご飯も、今回は自炊する場面がありました。普段の「当たり前」に感謝の気持ちが芽生えると同時に、絶好の環境で楽譜合わせ音合わせとは違うチームワークが求められた合宿は、とても良い経験になりました。

合宿期間はお天気にも大変恵まれ、また奈留高校体育館や総合センターでの練習など施設を存分に活用させていただき、まさに『チームワーク』を成長させることができた合宿でした。

奈留高校をはじめとする皆様にお世話になった吹奏楽部。

一宿一飯の恩義ではなく、吹奏楽部は奈留島の施設を訪問させても貴重な機会を得て、合宿期間中練習した曲を含めて演奏会をさせていただきました。

「おじいちゃん、おばあちゃんはいますが、一緒に住んではいないので、おじいちゃん、おばあちゃんの前に行くと、何だか夏休みになったような感じがしました。」

「私たちの演奏より、演奏後にいただいた拍手の方が元気があって、ちょっと反省です。笑」

印象的だったのは、昨日完全下校18時まで職員室前自学スペースにいた吹奏楽部員の経験談。

「私たちの演奏に本当に笑顔になって頂いて感動しました。その笑顔で私たちも楽しく笑顔で演奏することができました。すると益々皆さんが笑顔になって。言葉に出来ない感激した時間でした。」

「それは素晴らしい機会でしたね。」と、声を掛けると「いつもはうまく演奏できない時は自分に腹立たしかったりと、時にはそんな気持ちで練習をしていましたが、演奏技術ばかりを求めて練習するだけが音楽ではなく、人に喜んで、そして楽しんでいただくために音楽はあるんだと何だかうまく表現できませんが、そう思いました。」

 

奈留高校吹奏楽部の皆さんが港まで見送りに足を運んでくれた最終日。別れを惜しみ、姿が見えなくなるまでデッキで互いに手を振り合いました。

奈留島の風に乗って奏でた音は、吹奏楽部皆さんに新しい楽譜を与えてくれました。

撮影:顧問 下村洸先生(地歴公民科)・副顧問 福田か先生(英語科)

※写真は、吹奏楽部。

平成30年 海星同窓会総会

■日時 2018年5月26日(土曜) 18時~
■場所 平安閣サンプリエール
■会費 5,000円(25才以下の方は2,000円 同窓会事務局・濱崎先生まで)

■お問い合わせ先
海星同窓会事務局(095)826-7321(海星学園内)