ゴーッと強い風が次から次へと通りすぎていきます。雲に覆われ時折にわかに降る小雨。今朝の気温は27℃。梅雨終盤を感じるようなこの季節特有の朝です。
梅雨が終わると、本格的に楽しみたい今の『夏至』時分。夏越しの大祓後は、京都祇園祭。長期間行われるお祭りです。起源は貞観11(894)年まで遡るとか。クライマックスは7月17日の山鉾巡行。多くの人で賑わう勇壮な一大イベントです。
お祭りだけでなく、そのものの価値を決めるのは私たちの心1つ1つ。心の持ちようです。そこにある2,3日前の新聞紙1つにしてみても、見向きもしない人もいれば、貴重な情報源と手に取る人もいます。
野球部引退試合
第100回全国高等学校野球選手権記念長崎大会・2回戦を7月13日(金曜)に控える本校野球部。(ビッグN球場・第1試合予定)
今大会は高校野球が始まって以来100回目を迎える記念大会で、全国球児はこれも相まって並並ならない気持ちで今夏挑みます。その前哨戦となった、6月10日に行われた第66回NHK杯県大会決勝戦。相手は伝統強豪校・長崎商業。結果は0-2で長崎商業高校が優勝を飾りました。
6月24日(日曜)。そのNHK杯県大会決勝舞台となったビッグN球場に照明が灯ります。
カードは、第66回NHK杯県大会決勝と同じ、長崎商業 対 海星。
この日、長崎商業高校野球部と海星野球部は高校3年生編成による引退試合を行いました。長崎商業高校野球部関係者の皆様、毎年貴重な機会をありがとうございます。
ゲーム開始のサイレントとともに白熱した試合が展開。高校3年間の思いを両チームがぶつけ合う好ゲームでした。
両チーム、大技、小技、好投、好手、好走。
スタンドでは普段背番号をつけたユニフォームを着てプレーする3年生が、保護者会の皆様と声をからして応援。またゲーム途中のグラウンド整備でも、仲間の花道をを飾るべく両チーム迅速に整備を行っている姿がとても印象的でした。
「オレを使え」と言わんばかりの整備中のベンチ前。前に出ている気持ちが伝わり、熱いものを感じます。
警察官になった先輩、造船マンで活躍する先輩達などスタンドには多くのOBも応援観戦に訪れ、スタジアムで躍動する全現役選手が懐かしい再会をも演出してくれました。
「この3年間の経験があるから、今の仕事を賢明に取り組めているのは間違いないです。」隣で一緒に観戦したOBは、照明に照らされた後輩達を見つめそう言いました。
ビッグN球場にいた全ての人達が、様々な熱い思いを抱きながらプレー、そして観戦した「長崎商業 対 海星」。
9回表無得点に終わり、試合は6対9で長崎商業が勝利。
互いの健闘を称え合い「決勝でまた会おう」と言葉を交わしたように聞こえました。
両チーム、互いのベンチに礼。
そして3塁側ベンチで大声援を送ってくれた仲間、それより大きな声援を送り続けてくれている保護者会の皆様に深々と礼。
もう1つの決勝戦終了を告げるサイレンが球場にこだましました。
集合写真。
泣いた顔、笑った顔。
ゲームに出場した一人一人のその素直な姿が、チーム一人一人の気持ちを奮い立たせてます。
第100回記念大会
まもなく開幕します。
※写真は野球部員引退試合の様子。
第63回 長崎県吹奏楽コンクール
海星吹奏楽部 7月21日(土曜)11時00分ー11時15分 演奏 会場:アルカス佐世保