小暑時分に入り3日目の昨日、長崎では梅雨明け宣言が出されました。
今朝の気温は25℃。通学路にある駐車場ではしっとりと濡れた車がたくさん見られました。32℃まで気温が上がった昨日ですが、今日も暑くなりそうです。
この時分、七十二候の言葉に『蓮(はす)始めて開く』があります。
夜明けとともに水面に花を咲かせる蓮。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉通り、その美しく清らかな姿が古代から私たち日本人を魅了してきました。
手元の資料によると、1951(昭和26)年、千葉県・落合遺跡で発見された蓮の実が、現代に花を開かせたという記録があります。弥生時代から実に二千年の時空を超えて咲いた花。美しいものは時間・時代を超越します。
第5回GETプレゼンテーション大会
8日(日曜)、今年で5回目を数える『GTETプレゼンテーション大会』が長崎大学・文教キャンパスで開催され、本校放送部は同大会取材に伺う機会に恵まれました。
プレゼンテーターとして発表するのは日本人学生のみならず、留学生の方々もいらっしゃる同大会。
「長崎発グローバル人材育成プログラム」として学生が企画運営協議会が主体的に実施しているこの大会の目的は、『自らを発信していく力』の育成です。主に県内11大学から参加した大学生が予選会を勝ち抜き、この日は6名のプレゼンテーターが発表しました。
最優秀賞に輝いたのはキム氏(韓国)。
『私たちのお父さんの逆境』というテーマで、お父さんが家庭で感じてるであろう逆境の話をユーモアを交えながらのプレゼンテーションでした。
受賞後、早速取材をする本校放送部。
キム氏は、「夢を持って日本に留学しました。今こうして異国でこのような催しにチャレンジできているのは、父の存在があるからだと思います。」
そして氏は「成長しながら色んな形に変化していく私自身の挑戦は、親の立場から見ると経済的負担もありますし、ある意味逆境かもしれません。それでも私の挑戦を見守ってくれ支えてくれる親への感謝の気持ち、そして一番は私の中にある父の存在を皆様に伝えました。」
本校放送部・部長は取材後「発見することが多い大会でした。同時に取材をさせていただいた全プレゼンテーター皆様が、親切で優しくとても紳士的で感激しました。聴講したばかりなので今は明確に言葉にはできませんが、私たちに大きな影響を与えてくれました。」と、国境を越えた『伝える力』の素晴らしさに感銘を受けていました。
メッセンジャーが受け手に伝達する際、言葉によって伝わるのは7%といわれています。残りは口調や声のトーン、指先まで使ったボディーランゲージによってメッセージは伝わります。ー『メラビンの法則』
キム氏をはじめとする6名の発表者皆様。
多くの人に情報を伝える仕事をする人は、先に人間性を磨かなければいけません。人間力が伝わらなければ、信頼感は生まれないからです。ー高田明著「伝えることから始めよう」
私たちより少し先輩の大学生によるプレゼンテーション。時間と国境をいとも簡単に越えた言葉に、感激という言葉だけでは収まらない貴重な体験をいただいた放送部でした。
※写真は放送部取材の様子。写真:放送部顧問 魚見先生
第100回 全国高等学校野球選手権記念長崎大会
7月13日(金曜)9時30分ー予定 会場:ビッグN球場
2回戦 海星ー(川棚 対 佐世保高専)
第63回 長崎県吹奏楽コンクール
海星吹奏楽部 7月21日(土曜)11時00分ー11時15分 演奏 会場:アルカス佐世保