うっすらと夜が明けてきました。今朝の日の出は午前5時57分。今月末になると日の出時刻は午前6時14分になります。
最も日の出時刻が早い6月中旬は、午前5時12分なので間もなく1時間ちかくの差がひらきます。同じ場所でも多くの条件で見える光景は変化していきます。今朝の気温は25℃。
毎朝の挨拶で
毎日同じ時間に通学路を歩くと同じ人で出会います。新聞配達の方は勿論ですが、ここ3年半毎朝早朝散歩をされていらっしゃる方々3組合計4名に出会います。いずれも初老の女性の方ですが、最初はお一人でお散歩されている方、次もお一人でお散歩されている方、最後はお二人でいつもおしゃべりを楽しみながらお散歩されている方です。
ところが今朝、最初はいつもの朝と同じようにお一人でお散歩されてる方と出会い「おはようございます。」と挨拶を交わすと、次に出会ったお散歩の方は3人で歩いていました。すれ違う2番目の一人と3番目の2人が一緒にお散歩をされていたのです。挨拶をすると2番目に会っていた方が「お友達になったんです。」と、私の表情を察してかニコニコと声をかけてくれました。約3年間という散歩の時間が、新しいお友達を育み作られました。明朝の挨拶が今から楽しみです。
長崎県子ども若者総合相談センター
総合学習の時間、高校3年生は『長崎県子ども若者総合センター』より宮本先生を講師に迎え、人権講習会を受講しました。宮本先生、大変貴重なお話をありまとうございました。
武川校長は全員での黙祷後、講習会を前に「私達は他者との関わりの中でしか生きていけません。見方を変えると他の人こそ自分なのです。宮本先生がお話しされるのは他者との関わりについてです。そのことを一生忘れないで下さい。」と、話しました。
「人を傷つけるのは人。人を助けるのも人。」
宮本先生は、家庭環境、学生時代の体験など、ご自身の全てを通じて人権講話を私達に説いてくれました。
いじめられている人をケアしても、いじめる人がいなくならないといじめはなくならなりません。自分について知ることは、実は他者を救う手段でもあります。
面前DVについても講話され「親・クラスメイト・友達」など成長期に直面する様々な形のDVがどのような影響を及ぼすかも伝えてくれました。
社会では歩くべきレールを外れてしまった時、何も用意されていないことが多いです。皆さんの周りに、退学してしまった友達、進学しなっかった友達がいなかったか思い出して欲しいです。
そして「仮に辛い体験をしてもカウンセリングや継続的な愛情・安心を与えてくれる人がいることを知って欲しい」と、ご自身をはじめとする多くの人権活動を紹介してくださいました。
「福祉」がまだなかった時代、日本の福祉を作ってきたのはお寺や教会などでした。現在は、公の福祉施設や相談所もありますので、何かあれば是非遠慮せずに相談に来てください。
大変貴重な時間を過ごしました。
※写真は人権講習会の様子。