変わらない光景


見ましたか?と思わず隣の方の肩をたたいて聞きたくなるような見事な月。昨夜は「中秋の名月」でしたが、今朝までその余韻は残っており、通学時間がとても豊かでした。

度々「暦」についてブログで紹介させていただいていますが、古代メソポタミア人が暦の基準を月にして『太陰暦』を作り上げたのに納得するほどの美しさ。諸説有りますが、月の起源は地球と同じ約46億年前。満潮干潮は月の引力によって起きることが知られています。地球環境は変われど、大昔から鎮座する月の恵み。

今朝の気温は19℃。顔に当たる風がとても気持ちよく、小鳥のさえずりが爽やかに感じられます。

クラブフェア・公式戦

週末は高校オープンスクール「クラブフェア」を開催しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。また日程関係でクラブ活動・公式戦にも数クラブが出場。対戦いただいた各競技・各チームの皆様・大会関係者の皆様ありがとうございました。保護者の皆様・OB・OGの皆様におかえれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。

午前7時15分

昔から変わらない光景。毎朝午前7時15分ころから中央館3階・3年生フロアは活気に満ちています。

センター試験まで、あと115日と16時間。

新しくなった中央館は、綺麗なばかりではなく広々とした廊下も特徴の一つ。設置されている机を活用して早朝から過去問など対策に励む姿が見られます。

登校し、荷物を置き、さっと参考書やノートを開きペンを握って思考をめぐらせる。

継続して取り組んでいる早朝学習。71回生皆さんの取り組みも、まもなく100日前を切るセンター試験に向けて佳境に入ってきました。

教室前に座る藤川先生(英語科)と「おはようございます。」と挨拶をかわす午前7時15分。課題を提出し教室へ。

進路指導室には先輩方が残していった大学入学試験に関する資料や寄贈していただいた赤本などがあります。

先輩方はどのように努力したか。何を克服したか。どれだけ粘り強さを発揮したか。出来ない理由ではなく、どうやってやり続ける方法を見つけたのか。

センター試験目前になると、私達は先輩方の進路実績にだけ注目しがちです。ややもするとまるで運命に操られてるかのように難関大学入学試験を、いとも簡単に突破したのではないかと思いがちになります。

しかし先輩方の軌跡を見ると、それは導かれた運命ではなく、多くが非凡な規律に粘り強く従って取り組んだ成果だということに気がつきます。

西山先生(数学科)の講義が、午前7時15分から始まっています。参加した卒業生の皆さんには、とても懐かしい光景、思い出さずにはいられない朝の時間だと思います。

模擬試験の結果などを受けて、挫けそうになるときも正直あります。「立ち止まって考えた時間がチャンスを広げた。」と記している先輩のノートもあります。

休むときには、ゆっくり休みメリハリをつける。

失敗して挫けるのではなく、失敗を成功への踏み台にして、何があっても目標に向かって邁進した先輩方の姿勢。71回生皆さんも、その先輩方の姿勢を知り賞賛するだけではなく受け継ぎ見習っています。

自分のペースを守りながら、隣を見ると私と同じように粘り強く取り組んでいる仲間がいる。

受験は団体戦。

明日から始まる第3回定期考査。まずはそこで一緒に自分の力を発揮していきましょう。

※写真は週末の様子と71回生。