今日から立冬。本格的な冬が始まります。
今朝の通学路。オリオン座が女神大橋はるか上空でとても綺麗に輝いていました。澄んだ冬の空が一層輝きに磨きをかけていました。あの星の光は、何年前に放たれた光だろう?
『光速』という言葉がある通り、光にも速度があります。その速度は一秒間に三十万キロ。遙か宇宙の彼方から地上に放たれている光。当然何光年も彼方から放たれた光が地球に届くまでには時間がかかります。
極端に言うと、見えている星の光はあれど、もしかするとその星はもう宇宙には存在しない場合だってあるのです。
あまりに綺麗なオリオン座を見上げながら歩いた立冬初日。京都では千枚漬けのつけはじめ、金沢兼六園では雪吊りや松のこも巻きが始まる頃。
科学の世界
10月20日(土)・21日(日)の2日間。 長崎市科学館にて『青少年と科学の祭典2018』不思議はステキ 科学の世界へようこそ!が開催され、本校生物部生物部も毎年参加させていただいている祭典で、毎回多くの小・中学生やその保護者の皆様がご来場されます。
参加した私達が出展したテーマは『顕微鏡で探そう プランクトンの世界』『長崎の水辺の生物館~昔からいる生物と外来生物を知ろう~』の2つ。
祭典前日夕方から、準備を開始。部員はどんな配置にしたら「見やすいか」「楽しく観察してもらえるか」を考えながら丁寧に設置していきました。
迎えた当日。
大盛況だった、今年の祭典。開催された2日間、初日は3987名・2日目は、3340名もの方々が来館して下さいました。
触ってみたい子供達には、生物を取って見せてあげることもありました。
「テナガエビはどこで捕まえてきたんですか?」「 サンショウウオって長崎にもいるんですね!」 「海の中には、こんなにもいろんなプランクトンがいるなんて知りませんでした。」
大人も子供も興味津々に質問してくれます。
話しかけてくださる方の中には、先日長崎大学薬学部で行われた『化学まつり2018』で生物部のブースに足を運んで下さっていた方もいました。
「この前は、長崎大学でも実験を見せていただきました。今日は、生物について教えてくれてありがとうございました。
楽しかったです。」と生物部のことを覚えていて下さる方がいたことに感激しました。
「 興味を持ち、覚えていてくれたことが、こんなにも嬉しく有り難いとは」と、一番涙目だったのは顧問 美明先生でした。
2日間の祭典が終了。
スタッフとして貢献した参加者には長崎市科学館から表彰状をいただきました。
日常で目にするもの。
立ち止まってよく見てみる。「なぜだろう?」と疑問を持つ。「昨日と同じかな」と記憶をたどってみる。
そこには新しい発見があり、「私は何も詳しく知らないという事を知り、そこから研究が始まります。」
※写真は、祭典の様子。