今朝も霜が降りています。16℃の朝。
少し暖かいかなと思い学校に到着し営繕課職員と挨拶を交わすと「今日は予報では雨ですよ。」と会話。
みのりの収穫が続く秋終盤。田んぼには濡れた案山子が役割を終えようとする来週からは11月。
週末の活動
週末は、ラグビーフットボール部・花園予選県大会をはじめ、男子サッカー部選手権大会3回戦、バレーボール部私学県大会、中学サッカー地区シード決定戦など公式戦が控えます。スポーツの秋も終盤。
真善美
18世紀から19世紀に活躍したドイツ・ロマン派詩人フロートリヒ・シュレーゲルは近代の三大所産として、フランス革命・フィヒテの知学、そして『ヴィルヘルム・マイスター』を挙げています。『ヴィルヘルムマイスター』とは、ご存じゲーテの小説です。
さてトップの写真は、お馴染み職員室前の写真。時刻は昼休み。
その日の課題や、授業で説明をさらに求めたいところなど質問や自学に向き合う生徒皆さんで大変な活気です。職員室前の『自学スペース』には通常、机と20脚の椅子が完備されています。
授業中は下記の様子。職員の連絡会場所や課題チェックスペースとしても活用。
ところが、始業前や授業が始まってからの10分休み・昼休み・放課後は写真の通り。
自学スペースが埋まっていると、壁を下敷き代わりにして勉強する猛者も現れます。
この職員室前の活気には他校から転任してきた教職員や高校1年生は、まず驚きます。実際、筆者も初めて見たときは圧倒されました。
このような自学スペースですが、ここには海星ならではのものが、もう1つ。
どなたが置いたか、各ブースの中央にはそれぞれ1つずつアルミ缶が置いてあります。象徴的な印象を受けるアルミ缶。
そこには、こう書かれています。
海星OB・OGなら誰もがお世話になった経験がある自学スペース。もしかしたら、ここは一番多くの人が活用し、そして一番綺麗な場所なのかもしれません。
ゲーテの小説「ヴィルヘルムマイスター」には次のような一説があります。
『人々に本当に役立つものこそ美しい』
学び得て収穫した知識と経験。
そう言えば、案山子の起源は「田の神様」。案山子(あんざんし)は中国での呼び名。「かかし」は日本の呼び名。美しく役に立つアルミ缶は、自学スペースのさながら案山子の美しさ。
※写真は昨日の様子。