明日からは2月。節気の区切り『節分』が目前です。そして『立春』
朝起きて昨日までなかりし花の咲けるを見る楽しみの時
「若水」
立春から始まる新しい年に初めて汲んだ水を「若水」と言います。その水は、健康や豊作、幸せを招く水とされています。
先週末は新人戦。3年生が引退し、1年間で最も部員数が少ない各クラブは新入部員を迎える前に挑む大会にそれぞれ臨みました。「新人戦」はまさに春からの「若水」を得るための前哨戦。
海星ラグビーフットボール部
今年度はラグビーW杯もあり、一層ラグビー熱が高まっています。
普段三和グラウンドで練習をしている彼らですが、しばしば学園内上グラウンドで練習している日もあります。いつもは帰路に急ぐ生徒皆さんも、今年はラグビー部が練習をしていると足を止めて練習に見入る姿にしばしば出会いました。
決勝戦までコマを進めたラグビー部。
昨日ゲームキャプテンに大会に振り返りを聞く機会をいただきました。
「強豪校ばかりで、1試合1試合が練習の集大成でした。」
九州大会出場を決めた喜びと同時に、まだまだ練習で鍛えていかなければならない点を発見しましたと語る口調に、強い決意を感じました。
「バックスが前回チームとほぼ変更していないので、それを強みに挑んでいきたいのですが、ゲーム中に気持ちが負けてしまったりする場面があり、お互いにチームメイト同士声を掛け合い前へと進むように心がけました。」
「強いチームとのゲームでは立て直すまでに時間がかかりすぎたり、自分たちのラグビーが全く出来なかったりする場面もありました。」
成功や達成感を得るためには、いつも勝ち続けているのが前提ではありません。失敗や後悔、負けて感じる悔しい気持ちが、成功や達成感を得られるための過程の時間なのです。
自分がやっていることに疑問を感じたり
楽しくないと思ったり
こんな思いまでして苦労する価値があるのかと自問自答したり
努力がいつも楽しいとは限りません。もし努力が楽しいだけならば、世の中は成功者であふれかえっています。
「決勝が一番悔しく、王者北陽台の強さを思い知りました。そして僕たちは、九州大会で更なる強豪と対戦します。練習です!」
注目を浴び今一番熱いスポーツとも言えるラグビーフットボール。本校ラグビー部の活躍に、今後もどうぞご期待下さい。
■2020年4月 海星中学ラグビー部 新規始動開始
■ラグビー部 OBの活躍
※写真は、ラグビー部。