夏は夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。蛍のおほく飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。
雨の朝ですが、随分明るくなっています。今度の日曜から節気は『夏至』。夏の夜が最も短くなります。「もう夜が明けてしまうのか。」と、寝苦しい夜を過ごしていると、あっというまに鳥の声が聞こえてくる時分です。
太陽が一年中でもっとも空高く昇る一年の頂点。
進路活動
選手権大会まで現役を続ける選手、代替試合で引退を決めた選手。
そのどちらを選択した高校3年生皆さんは、最近朝から、昼休みに、そして放課後に、進路指導室を訪れて進路活動に大変熱心に取り組んでいます。
「長崎県に貢献できる人材になりたいです。」
「法学部に行きたいので、必然的に県外大学に進学するので大学研究をしています。」
「公務員を目指しています。年末のOB交流戦で消防士の先輩から話を伺ったので心が決まりました。」
「高校2年生の時に関西に遠征に行きました。地方と政令都市はどうしてこうも人口が違うのか。経済発展と絡めて追求したいという好奇心があふれてきました。」
山口進路指導部長は、休み時間になるとノックをして次々に入室してくる高校3年生に質問攻めにあっていますが、この春の状況も作用して進路研究にICTが一層活躍しています。生徒皆さんの認知度、活用頻度も格段にあがりました。
そしてすでに校内で開催されている大学説明会も、今年は8大学を数えました。
特に今年は『男女共学15周年』という事も手伝い、津田塾大学・聖心女子大学・東京女子大学・日本女子大学・神戸女学院大学・駒澤大学・関西大学・帝京大学(順不同)、各大学様によるzoom説明会をすでに終え、大変好評です。
さらに男女共学15周年のこの年、上記大学案内パンフレットの1パージ目に本校卒業生が大学を代表する在学生モデルとして掲載されています。
男女共学10年目には、お茶の水女子大学への進学を果たした生徒がいました。男子校時代からかぞえて創立127年目の今年、日本を代表する女子大学の在校生モデルに選ばれた事は共学15年目の記念すべき快挙だと喜んでいます。
学生生活はあっという間。
そのあっという間が一生の思い出になり、将来の自分の道を決めてくれます。
※写真は進路指導室に集う高校三年生。
6月18日
校長 武川 眞一郎
おはようございます。今朝の気温は21度 天気は雨です。
「梅雨だ」と実感できる天気です。国語の授業で習った松尾芭蕉「五月雨を あつめて早し 最上川」を思い浮かべ、今朝浦上川を覗きました。水嵩はそんなに多くありませんでしたがパトカーが浦上川沿いを巡邏していました。先だっての豪雨のため警戒しているのでしょう。警察の方々にはご苦労をおかけします。
皆さん傘を差し、ほとんどの人が雨靴を履いています。ポンチョ風のレインコートを着ている人もいました。しかしながら、マスクをしている人が少なかったです。
5月上旬はマスクを着けていない人はいませんでしたが、6月になって街中を歩いているとマスクをつけていない人が多くなっています。感染の危険性は理解していますが、この時期にマスクを着けているとは暑くて、蒸れます。息で眼鏡が曇ってしいますので、マスクを下にずらしたりします。不便だなと思いますが、感染拡大を防ぐためには手洗いとマスクしか自分にはできないと言い聞かせながらマスクを着用しています。
何か良い方法がないかと考えていましたら、冷却材入りのマスクを着用している人がいました。使用感を聞きましたら、「10分程はヒンヤリしていたが、その後は普通のマスクと一緒です」と答えていました。新しい生活の実践はなかなか難しいものがあります。工夫をしながら、ソーシャルディスタンスを行いましょう。
社会も頑張っています。皆さんもご協力をお願いします。「私達は絶対、この困難を乗り越えられる」ことができると信じましょう。
次の「3つの密」を実践してください。
(1)人の集まるところへの外出はしないでください。(密集)
(2)閉ざされた空間では換気を十分に行いましょう。(密閉)
(3)人との接触を避け、一定の距離を保って話しましょう(密接)
(30秒手洗い)
指と指の間、爪先、手首を丁寧に石鹸で洗ってください。手をハンカチ等で拭いたあとアルコール消毒液を使用しましょう。