夏至の時分、午前6時前はちょっとだけ得?したような気持ちで通学路を晴れの日は歩けます。
日の出時刻、太陽の角度が稲佐山頂上にある展望台に反射し、その光が対岸の海星修道院を照らしているのです。時間にしてわずかの間ですが、周囲の早朝のぼやけた日陰景観も手伝って、バロック式建物が壮観に映ります。キラリと反射している稲佐山展望台も、何とも言えない雰囲気を朝のオレンジ色に染まった空が演出しています。
今朝は通学路に綺麗な紫陽花を見つけました。
挨拶仲間
「おはようございます!」
ほぼ毎朝、元気な挨拶を交わす仲間達がいます。学校は午前6時に開場しますが、その時間に登校し自学に励んでいる生徒が2人います。一人はしばらく職員室横・自学スペースで学習した後、毎朝教室へ移動する午前6時。
「おはようございます。今朝もやってるね。」
「はい、自宅でももちろんですが、学校での勉強がやっぱり僕は集中できます。」
毎朝頑張る姿に、ご家族のエールが聞こえてくるようでいつも元気をもらう光景です。毎朝早い時間に起床して身支度、キリッとした姿勢で自学に励む姿。意志の強さに脱帽します。
そしてもう一人は旧生徒会長。「おはようございます!」と、本当に元気いっぱいの挨拶を毎朝いただく、こちらも午前6時。
教室を開錠し窓を開け換気。
大人でさえもややもすれば気持ちに波があると元気な挨拶がいつもできるわけではありませんが、彼女は本当に毎朝元気いっぱいです。
開いている鍵。
換気ができる窓。
明るく電気がついている教室。
いつも綺麗なゴミ箱。
誰かが手を掛け時間を掛けていることを私たちは心にとめておかなければいけません。
※写真は今朝の様子。
6月24日
校長 武川 眞一郎
おはようございます。今朝の気温は22度 天気は晴れです。
「新しい生活」への模索が始まっています。県境を越えての移動自粛要請がなくなり、個人の判断で移動範囲が広がりました。そのような中でもソーシャルディスタンスは保つようにという要請があります。
しばらく前、ソーシャルディスタンス(Social distancing)よりフィジカルディスタンス(Physical distancing)の方がふさわしいということで言葉を置き換えましょうとWHOから提言がありましたが、ソーシャルディスタンスが日常語になってしまいました。ソーシャルディスタンス(社会的距離)の中には、人と人との距離(物理的なもの)以外に心理的なものが多少なりとも含まれるものと考えられたからでしょう。ソーシャルディスタンスであったとしても、人の心と心のつながりは保ちたいと思います。感染症に罹患された方への思い、経済的困窮に至った方への思い、困難な立場にたたされた方への共感をもって人とのかかわりを維持することが大切なのではと思います。そのような意味でソーシャルディスタンスを定義できればよろしいと思います。人の移動はそのまま人対人の接触を意味します。「マスクを着用」し「手洗いの励行」をしてフィジカルディスタンスを保ちながらメンタルディスタンスを大事にしましょう。
「新しい生活」を確立し感染症に対応できるように私達の日ごろの行いを点検し実践していかなければならないと痛感しています。
社会も頑張っています。皆さんもご協力をお願いします。「私達は絶対、この困難を乗り越えられる」ことができると信じましょう。
次の「3つの密」を実践してください。
(1)人の集まるところへの外出はしないでください。(密集)
(2)閉ざされた空間では換気を十分に行いましょう。(密閉)
(3)人との接触を避け、一定の距離を保って話しましょう(密接)
(30秒手洗い)
指と指の間、爪先、手首を丁寧に石鹸で洗ってください。手をハンカチ等で拭いたあとアルコール消毒液を使用しましょう。