今朝も雨が降っています。
従来ならば小暑を過ぎれば梅雨明けも間近で本格的な夏も到来というところですが、高気圧が発達し梅雨前線を押しあげて太平洋高気圧にすっぽりと覆われるまでには時間がかかりそうな気配です。
今までも甲子園大会が始まる頃は『白南風(そろはえ)』と、梅雨明けに吹く風について書かせていただいたことがありました。この『白南風』は調べてみると、もともとは風に敏感な船乗りの間で使われていた言葉のようで、梅雨明けの頃に付く風で「雲」が白く光り輝く陽に見えることが由来とか。
夏雲を探して見上げる日々が、まだまだ続きそうな朝です。
令和2年度 長崎県高等学校野球大会
1回戦 海星 6-2 五島海陽
■長崎県高等学校野球大会 組み合わせ表
代替え大会。様々なクラブ活動で現在実施されています。今週末は女子サッカー準決勝、陸上公式戦も金曜日から三日間開催される予定です。高総体が今年は実施できなかったので、1つ1つの大会にかける高校3年生の気持ちには計り知れない物があると推察します。
昨日高校野球部は1回戦に挑みました。どの競技、どの大会も参加するチームの数だけ、競技に挑む選手の数だけ応援をしてくれる人たちがいます。試合直後、多くの先輩方からの声が届きました。今日はその中からご紹介させていただきます。
てっぺんを目指してほしい
OBの坂本です。「今年はみんなが目標としていた甲子園は中止となり、とても残念だと思いますが県大会は開催されると聞いています。」
長崎県を離れた進学先まで後輩の皆さんからもらったという色紙を持参している昨年のキャプテン坂本君からメッセージが試合直後届きました。インターネットで観戦し声援を送っていたそうです。
「長崎のてっぺんを取ることはもちろんですが、他県などではコロナウイルスや洪水被害で思う存分に野球ができていない人がいるという事を忘れないで野球ができる喜びを噛みしめながら一戦一戦を勝ち抜いてください。直接応援には行けませんが、画面越しに全力で応援しています。」
と熱いメッセージをいただきました。心強い昨年度キャプテンからの言葉。
そして何ともう一人。現3年生のたくましい成長を頼もしく感じ応援している先輩からもメッセージが届きました。
「初戦突破おめでとうございます。今年度は新型コロナウイルスの影響もあり甲子園が中止を余儀なくされました。もし、自分が3年生だったらと思うと胸が痛いです。そんな中でも、毎日グラウンドで汗を流す3年生を誇らしく思います。」
元キャプテンの小林君です。ちょうど現3年生が高校1年次のキャプテンでした。
坂本前キャプテンと小林元キャプテンは、昨日進学先で再会し、ともにインターネットで試合を観戦し声援を送っていました。
「長崎大会を勝ち抜く事が3年生皆を大きくしてくれます。どんな状況でも勝ちにこだわってください。そしてその背中を後輩達に見せてあげることも3年生の使命です。いい報告を期待しています!頑張れ3年生!」
二人とも偶然にも申し合わせたかのように卒業時に後輩皆さんからもらったという色紙を手に観戦して声援を送ったそうです。
野球部OB皆様、海星OB・OG皆様は、卒業後『全国に』『世界に』羽ばたき活躍しています。そして現代社会、メディア・ネットを通じて様々な場所からあたたかかい声援を送ってくれます。
思いがけない連絡に元気と勇気をいただきました。次は2回戦。
「他部活動の選手皆さんも悔いのないようなプレーで挑んで下さい!」
■2回戦(予定)
海星ー長崎商業
※7月18日(土曜) 第1試合:午前9時30分~予定
◆天候その他により変更になる場合があります。
※写真は野球部。OB坂本君・小林君。