最後のお弁当


今朝の気温は14℃もあります。

暖かく、しかも明日が祝日となると自然といつより足取りが軽くなる月曜の朝。今週はちょうど季節の変わり目を体感できそうな週になる気配の天気予報。桜の開花予想も近年最早で示されています。

木曜日は高校一般入学試験、大学前期試験、そして翌日は卒業式予行練習、同窓会入会式。学校行事においても次のステージが見えてくる週です。

最後のお弁当

「もしかしたら親御さんに作っていただいているお弁当は、次回の登校日で最後になるかもしれませんね。」

先週金曜の登校日、白石学年主任が高校3年生皆さんにまずこう切り出して言葉をかけました。

「高校3年間、毎朝早起きしてお弁当を作っていただく…決して当たり前のことではありません。次回登校の朝は『いつもお弁当を作ってくれて、お昼の心配をしてくれて、3年間ありがとうございました。』と、気持ちを込めた言葉を伝えて登校してきて欲しいです。」

生徒の皆さんは大きく頷いていました。

次回の登校日は大学前期試験翌日の今週金曜。

話が終わると、何をするにも『高校生活最後の~』が付いている学校行事ですが、今回は『高校生活最後の容儀検査』を実施。卒業生の皆さんには懐かしいとは思います。

「毎月正直好きではなかったけど、最後となると寂しいな…。」

感慨深げに、各HRで容儀容疑検査を受けました。学生服に袖を通すのもあと数回です。

「こうやって思うと、高校3年間はアッという間です。」生徒の皆さん数名と話をしました。

「面白いのは、アッという間の時間だというのにも関わらず、この期間に出会った友達は一生の友達になることだよ。先生の親友はもう30数年以上の付き合い。一緒のクラスだったのは高校1年生の時だけだったのになぁ。」

「へー!」と、前後左右隣同士、顔を見合わせて会話が弾みました。

来週月曜日はいよいよ卒業式。今年度は新しい形式での卒業式です。

最後まで素晴らしい思い出を作れるよう、巣立ちの日に向けて一緒に準備をしていきましょう。

 

※写真は登校日の様子。