気温13℃。昨日午後から降り出した雨が残る朝です。
度々紹介し、その度に同じように感じる『節気』。これほど日本の季節感に合致しているのは、古来からの四季と共存している日本の暦の原点だからでしょう。
大地に潤いを与える春の雨。今朝の雨もまさにそうです。大地の眠る植物に、動物に、虫たちに、春の暖かさとともに雨水という形で伝え目覚めさせる。3月5日の強からの節気は、まさに「啓蟄(けいちつ)」です。
改めて「啓蟄」節気の意味をご紹介すると、『一雨ごとに春になり、季節を感じながら陽気に誘われ、土の中の虫が、命が、動き出す頃』です。
新しい卒業式
今週月曜日、本校は新しい形での卒業式を終え、第73回生の皆さんは母校を巣立っていきました。
様々な新しい試みで挙行された卒業式。
式場へは検温・手指消毒・マスク着用、さらにはご参列いただく保護者様は各ご家庭1名、在校生出席はなしというご協力、ご理解をいただいた新しい形でした。
送辞
答辞
祝辞も印刷物でご紹介させていただき、呼名は起立での呼応、惜別巣立ちの歌、校歌はパイプオルガンの演奏で式を進めました。
育成会・同窓会各会長様をはじめとするご来賓皆様のご出席を賜り、今年度も卒業式を無事挙行することができました。
式後各HRでも新しい形のお別れ、巣立ちが行われました。
教室への保護者様のご参加は準備の案内での制限がありましたが、73回生からはそれぞれは花のプレゼントを各保護者様にメッセージとともに渡しました。
その様子はネット中継し各HRの様子を別室に設けさせていただいた教室へ配信させていただきました。
別室では各HRでの様子をご覧いただき、またご子息ご息女が担任から卒業証書を授与する時間になると教室に係がご案内させていただくという新しい形を今年は取りました。
それぞれのお別れの言葉が終わる頃、HRではサプライズもありました。
「クラスのみんなで話し合いこのプレゼントにしました。2年間、迷惑ばかり掛けてきましたが、今日この日を迎えることができたのは先生のおかげです。最後の最後まで僕たちをずっと見ていてくれて、本当にありがとうございました。」
感謝の気持ちを込めたプレゼント(スポーツバック)を渡される担任。涙が出ないはずがありません。(私も撮影しながら泣いてしまいました。)
クラス全員の顔には流れる涙で濡れた頬と、消毒液でで潤った手指。
新しい形での卒業式。
第73回生の皆さん、ご卒業本当におめでとうございました。
※写真は、3月1日卒業式の様子。