準優勝(団体戦・個人戦)長崎県高等学校将棋選手権大会


 

もう太陽が長崎港を照らしています。

日の出が早いこの時期、今朝は午前5時13分でした。長崎市で一年で最も早い時刻が午前5時12分ですので、この季節を境に日の出時刻は遅くなってきます。

 

ちなみに日の入り時刻が最も遅いのは6月下旬から7月上旬。時刻は19時33分です。何気ない季節を通じた日の出入りの情報ですが、情報や知識は人の創造力の一翼を担う羽になりえます。

団体戦・個人戦 準優勝 長崎県高等学校将棋選手権大会

週末、各クラブ活動は、公式戦・練習に挑みました。各競技・各チームの皆様、大会関係者の皆様、ありがとうございました。また、保護者の皆様・OB・OG皆様におかれましてはいつもあたたかいご声援ありがとうございます。

 

野球部が地区大会優勝を決めた週末、ステラマリスコースの有志で活動している将棋も選手権大会に出場し、団体戦で準優勝、個人戦では宮田選手が準優勝し全国大会への出場を決めました。

 

会場に到着し、張り詰めた空気の中で開催された選手権大会。盤に打ち響く駒の音が緊張感を高めます。

 

 

「最初は緊張しましたが、慣れてくると自分の力を落ち着いて発揮することが出来きました。今回の経験を高文連大会に繋げます。」

 

初日の準優勝、試合後の振り返りでは早速次大会を見据えていた3人。

羽生棋士によると、将棋は1つの局面で平均80通りの可能性があると言われています。知識と経験で創造された一手。

 

「終盤も緊張感をもって取り組むことで巻き返すことができました。これからも自分の持ち味の粘り強さで、最後まで試合あきらめず考え抜きたいです。」

研鑽を積んだ者でなければ、直感は働きません。やみくもに指すのではなく、練習や公式戦で培った経験が、考えぬいた一手、または閃きの一手を生み出します。

 

 

「個人戦準優勝、正直で嬉しさより悔しさの方が大きいです。この悔しさをバネに全国ではより良い結果を残せるようにします。」

 

羽生棋士は、著書で米長先生の言葉を紹介しています。その言葉は『惜福(せきふく)』

 

「惜福」とは、幸運が来たならばそれを全て使い切らず、次に残していくような行動をとることです。

 

県選手権大会という素晴らしい舞台で経験を積み、準優勝に終わっものの全国大会出場のチャンスを手にできた今回の機会。

挑んだ皆さんには、この『惜福』という言葉を贈り、次の大会に臨んで欲しいです。

 

 

今週末からは高総体、中総体と大きな公式戦が続きます。チーム、選手の皆さんがそれぞれの舞台で素晴らしい経験をできるように準備できる今週を、一緒に創り上げていきましょう。

※写真は将棋選手権大会。(写真:引率 井上先生)