本日から第2学期が始まります。
今朝、宝町方面から東山手に向かう通学路。路面には雨が残っていましたが空を見上げると、厚い雲の切れ間から所々に青空が顔を見せていました。学園に着くと、女神大橋方面は雲が流れて空が見えています。真上を見ると、入道雲の先端が太陽に照らされ光っていました。
現在26℃、始業式、生徒皆さんの足音が聞こえてくる時間帯になりました。
終盤は雨のお天気が多かった夏休み。『大暑』末候は「大雨時行る(たいうときどきふる)」と言われます。しかしその大暑も8月上旬まで、今年は8月7日から暦の上では秋『立秋』、現在はそれも終わり節気は『処暑』です。
朝夕に少しだけ秋の気配が漂い、暑さが少しずつ和らいでいくのが処暑です。
台風ごとに気温が下がる朝と夕暮れどき。ほんのり蘇る今夏の思い出。
凱旋 全国ベスト4
三重国体は中止になりました。それ以前に開催された北信越インターハイ。本校からも多くの選手が祝福を受け出場する機会をいただきました。
夏休みのある日、上グラウンドに男子硬式テニス部の面々の姿。今から始まる練習に出発しようとしていました。
そこで北信越インターハイ・硬式テニス競技ダブルスで、見事全国ベスト4に輝いた二人に会うことができました。ダブルス全国ベスト4。早速話を聞きました。
「まずこのような状況下で大会を開催していただいたことに感謝しかないです。」
「本当に大会運営に携わった皆様には、ありがたい気持ちでいっぱいです。」
大会に参加できた喜びに満ちた言葉を最初にもらいました。そして
「以前の対戦で負けていた名門校ペアに勝利してつかんだベスト4なので、そこは素直に嬉しいです。」
「シングルでも修正しながら試合に臨み続けていたので、調子は良かったです。ダブルスは一番最後に開催されたゲームなので、ここはもうテニスを純粋に楽しんでいこうと自分たちに言ったというか…笑。」
今里・鳥井ペアは、気持ちよく話をしてくれました。
「君たちの活躍を受けてネットで調べてみたら、日本全国の高校男子硬式テニス部員数は現在64,905人もいるそうです。その中でのベスト4。数字を知ると、改めてすごいことをやってのけましたね。」
そう声をかけると、少し照れくさそうな笑顔を浮かべました。
「自分たちのどのようなプレーが良くて、どのようなプレーでピンチになっているのか、様々な大会を通じて自分自身と向き合った今夏でした。」
1回戦から勝ち上がっていく。決して容易なことではありません。その過程で『一番うれしかった瞬間は?』と聞くと、二人は互いを見つめ合いこう答えました。
「それはやっぱり準々決勝で勝ったゲーム後に、見たこともない笑顔とガッツポーズで東口監督が僕たちを迎えてくれた姿を見たときです。」
「あれは本当に嬉しかったです。」
自分自身のプレーに向き合い、ともに全国の舞台に立てたことに感謝する姿勢。
トーナメント戦、駒を進めながら次第に「この瞬間を楽しもう!」と、心にそれぞれ決めた二人。互いのプレーを非難せず、前を向き、次のプレーにかけた姿勢。ペアを組んだ二人の心のつながりを感じました。
話を聞きながら「とにかくテニスが好きなんだ。」という気持ちが、ひしひしと伝わってきました。。
「こんにちは!」「こんにちは!」
この日の練習でも、部員の皆さんが続々と集まってきました。
※写真は、男子硬式テニス部。