日中はまだ30℃近くまで気温は上昇していますが、朝夕は過ごしやすくなっています。今日から10月、高校は定期考査最終日です。
虫が隠れて戸をふさぎ、土の中への巣ごもりを始めています。奈良時代に中国から伝わったといわれる菊の花もちらほらと目につきます。季節の変わり目。
季節とともに最近は郷土長崎も変貌しつつあります。新長崎市役所をはじめ、新幹線開通に備えた都市開発やV・ファーレン長崎ホームスタジアム建設、新たなプロスポーツ・バスケットボール ヴェルカ長崎の誕生。
「先生、駅前の屋根がなくなってますよ。」
ふと昨日教えてもらった言葉を今朝通勤途中に思い出し、行ってみると…
以前の明治大正時代を思わせる長崎駅舎も好きでした。
それから近年の長崎を象徴した、あの大きな屋根があった駅前。色んなイベントで楽しみました。
(吹奏楽部によるクリスマスイベント)
観光都市・郷土長崎。
陸の玄関口のひとつも今、大きく変わろうとしています。
明日10月2日(土曜)高校オープンスクール開催
目的と目標
現高校3年生(第74回生)から本格的に取り組んでいるSDGS活動。集大成としての全体発表も終え、その成果が週ごとに中央館エントランスに掲示(長崎新聞社様協力)されているのは以前ご紹介させていただいた通りです。
高校2年生・高校1年生も現在1年後、2年後を見据えたSDGs活動に取り組んでいます。
まずは高校1年生、先週長崎総合科学大学から藤原先生を講師に迎え講演会を開催しました。先生ありがとうございました。
1年生全員を先生は手のひらに乗せて下さり、皆の中を縦横無尽に駆け巡り一方通行の講話だけではない、ワークやクイズ、質疑応答での交流と巧みに私たちをひきつけて下さり、お互いの理解を深めることができたあっという間の時間でした。
仮説と検証、目標と目的、戦略をもっての取り組むことの意義と大切さなど、テーマ・例題を与えて下さり、今回の第1回目SDGs活動への準備・心構えが完了しました。これから活動を持続するに当たり、大きなヒントを私たちは得ることができました。
生徒皆さんの輪に入り、限られた時間の中での充実した講演、ありがとうございました。
また同日高校2年生は、長崎県企画部政策企画課にご協力いただき、Zoomによる講演を受講しました。
テーマは『長崎県が抱える課題と取り組みの方向性~持続可能な長崎県づくり~』です。
この日のテーマは「人口減少対策」「観光振興対策」「環境対策」。
自然動態と社会動態の面から考察して、理解を深めていきました。高校3年生の中には、この活動を終え『長崎県内に進学する』『卒業後に長崎県に戻り就職するのが目標になった』など、自分の未来目標を発見できた生徒皆さんが少なからずいます。
今年県内就職を決めた高校3年生の一人は
「長崎の魚を一層ブランド化して、日本だけではなく世界に発信して多くの家庭の食卓を楽しませるのが目標です。県内水産業に就職できて本当に嬉しいです。」と、活動の成果を就職試験では発表できたことを内定喜びとともに教えてくれました。
『また訪れたい長崎』へ。
高校生の視点で考え、多くの意見を出し合い、様々な現在の取り組みを知り、そしてまた意見交換をする。
活動を通じて、郷土長崎についての発見を高校2年生・1年生は学び、そして高校3年生に続き動き出します。
※写真は、SDGs講演会の様子。