客足を戻すには、無料券?半額券?(SDGs学習)


 

空に向かって誰かが季節の早送りボタンを押したかのような寒さ。土曜の日中は日陰を探すほどの暑さでしたが、夕方からの雨で日曜からの気温は一転しました。

一気に7-8℃近く下がった今朝の気温は12℃。半袖だった人たちはいなくなり、一枚多く羽織った人たちが行き交う今朝の通学路。今週土曜日から節気は『霜降(そうこう)』です。

 

霜降とは、朝夕がぐっと一気に冷え込む頃。

いつも思いますが、この二十四節気通りに日本の季節は見事に流れています。いや、その逆で日本の季節を見事に表現しています。

 

秋のクラブ活動

週末、各クラブ活動は公式戦・練習試合・練習に挑みました。対戦いただいた各競技各チームの皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OB・OGの皆様、大会関係者の皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。

まだ続く競技、今週末に公式戦を控えるクラブ活動があります。皆さんが日頃の練習の成果を発揮できるよう祈願いたします。

※新人戦 硬式男子テニス部 24連覇(優勝)・硬式女子テニス部 準優勝

 

客足を戻すには、無料券?半額券?(SDGs学習)

先週金曜日、高校一年生は、2回目となる『SDGs探求学習授業』を受講いたしました。

前回に引き続き、長崎総合科学大学・藤原先生がお忙しい中足を運んで下さり講演をいただきました。ありがとうございました。

 

今回も講演開始後すぐに、私たちは言葉と雰囲気でどんどん藤原先生ワールドに引き込まれ、アッという間の一時間でした。

 

今回のメインテーマは『OODA(ウーダ)』です。

『OODA(ウーダ)』とは、変化する事態を巧みに察知して自らの行動と考え方を変化させ、結果を導き出す言動を言います。

 

グループ・ワークでは、藤原先生はどんどん生徒皆さんの輪に入り、意見を出すヒントを与えてくれました。

 

はじめは「皆さんは、何ラーメンが好きですか?」

豚骨ラーメン・醤油ラーメン・塩ラーメン・味噌ラーメンと挙手を求めて質問し、「長崎でおいしいお店を教えて下さい。」と、笑いも交えての応答時間が続きました。

 

そして私たちに問いかけます。

「『半額券』と『無料券』、30年続く最近客足が遠のいたラーメン店に客足を戻すには、どうしたらよいと思いますか? さぁ、皆さんで考えてみて下さい!」

 

直ちにグループに分かれ、高校一年生担当の教職員を交えての思考時間が始まりました。

 

「ラーメンだけ無料券にして、餃子や焼きめしなどは半額券にして配るとどうだろう。」

 

「30年もつづいてるから味に自信があるはず。無料券だけ配ってまず食べる機会をつくれば、リピーターになって新規のお客様が増えるよ。」

 

生徒皆さんの数だけ、ラーメン店のオーナーが出現し、様々な意見が出てきました。

持参のiPadに書き留め、データを整理し、グループの意見をまとめていきました。

 

 

「答えを導くことも大切ですが、その過程、考えることが一番大切ですよ。またお目にかかりましょう!」

笑顔で私たちに声をかけて下さり、藤原先生の第2回目講演受講を終えました。

 

※写真は、講演会の様子。