オランダ坂を朝から行き交う人達が一様に手をさすりながら歩いていました。少し小雨も降っています。
センターまであと37日。受験目前の緊張感が三年生フロアには漂っています。
同時にこの時期は推薦試験合否がぞくぞくと発表されています。実力を発揮できた人、発揮しきれなかった人。発揮できなかった人は、しっかり切り替えてさらなる邁進。一緒に挑んでいきましょう!
二人の三年生に話を聞きました。広島大学・熊本大学に合格を果たした二人です。
「選手権大会・決勝戦までサッカーに取り組んでいました。優勝できなかったのはとても悔しかったです…。クラブ活動に全力を尽くしたかったので 『勉強時間の配分』 は、工夫したつもりです。」
広島大学に合格を果たした彼は、11月 6日長崎県選手権大会・決勝戦まで全力でクラブ活動に取り組んでいたのです。
「僕は海星への通学はJRです。その通学時間を利用して、その日の宿題は電車の中で終わらせています。そして帰宅して毎日12時過ぎまで計画を立てて学習しました。サポートしてくれた先生方や家族には感謝の気持ちでいっぱいです。」
攻守の切り替えが常に求められる競技。決勝戦後は切り替えをし、そしてクラブ活動に汗を流している最中も受験準備を怠っていなかった様子がうかがえました。
熊本大学に合格を果たした彼に話を聞くと、
「家庭学習だけでなく、『勉強する時』 は、とにかく 『集中する』 という事を意識しました。中学時代から、自分なりに学習時間は上手に活用するようにしていました。せっかく学習するので、集中できる環境には気を配りました。」
長崎大学、長崎県立大学、明治大学・駒澤大学・関西大学、関西学院大学、福岡大学、そして今回の広島大学、熊本大学、それぞれ数名合格者を出した各大学の受験生徒諸君に話を聞き、共通して思うのは 『工夫』 です。皆、学習や環境、時間活用や問題集、自学など何かしらで工夫を試み、それを三年間、もしくは目標大学をしっかり見据えた時から継続していました。
人によって性格や容姿が違うように、勉強の仕方も様々でいいはずです。好奇心は目でものを見たり、手でものを触れたりするところから始まります。 知的好奇心も同じです。これにものを考える能力、そして工夫が加わると好奇心は飛躍的に拡大します。なにごとによらず、努力せずに自然に身につく能力というものはありません。すべての能力は勉強の成果です。その場面は学校生活のあらゆる場面に見いだせます。
二人に話を聞いている途中、通りかかった担任小山先生が笑顔で二人の肩をポンとたたき、声をかけていました。
「これから卒業まで、飛車角として益々勉強していかんばな。」
「はい!」
今日も一緒にしっかり取り組んでいきましょう!
□平成24年度 海星高校入試
【特別入学試験】
奨学生試験 平成24年 1月14日(土曜)
推薦試験 1月16日(月曜)
単願試験 1月16日(月曜)
【一般入学試験】
一次試験 平成24年度 1月23日(月曜)
□男子・女子硬式テニス競技 H23 高総体 男子・女子団体・優勝
テニス部ブログ http://kaisei-tennis.d2.r-cms.jp/
※写真は、昨日の一コマ。