ひんやりとした北風にひらりと舞う紅葉。少しずつ冬の訪れを感じさせる朝の風景の中、落ち葉を軽く踏む革靴の感触が次の季節を感じさせます。
今朝の気温は15℃。
演劇部、県大会へ
先週末は運動部、文化部の練習試合や地区大会が開催されました。昨日お伝えしたテニス部の団体・単複三冠の他にも嬉しいニュースが入って来ました。
15日(土曜)~16日(日曜)に開催された「第73回 長崎地区高等学校高校演劇発表会 県南地区大会」に本校演劇部が出場し、優秀賞を獲得しました。
部員の皆さんが演じたのは、オリジナル台本『The Liberty Place』です。
卒業生からも指導を受けながら日々練習を重ね、自分たちの舞台を作り上げた演劇部の皆さん。大会参加後の感想を尋ねました。
部長と副部長は顔を見合わせて、開口一番。
「基礎がなっていません。他校の演技を観て、よりいっそう表現に磨きをかけないといけないと思いました」
「滑舌練習に力を入れなきゃ、まずいです。」
力不足な点について苦い顔で答えてくれました。しかし、そこからすぐに満面の笑みへ。
改善点に気づいたということは次に繋がる大会になったということです。貴重な経験を糧に、県大会に臨む意気込みは十分のようです。
「講評でいただいた審査員の先生方のアドバイスを活かして、県大会では思いっきり自由に演技をしてきます」
技術的な部分だけでなく、感性の部分も含めて自分たちが向かうべき先が見えたようです。「今までにない、準備をしないとだね」と副部長がそっと横で囁きました。
この舞台を演じることができたのは、裏方で入ってくれた部員の支えもあったからだと言います。音響に始まり、小道具づくりや衣装づくりに舞台照明など、一人一人が多くの役割を果たしてくれました。
練習にお邪魔すると、部員の皆さんが、それぞれがやるべきことに懸命に取り組んでいました。
部員は去年までの3名から7名と倍増。
できることの幅もぐっと広がりました。部活動の話し合いの場も以前とは雰囲気が変わってきたという演劇部。
忙しいながらも「一緒に演じて楽しいわたしたち」を大切にしたいという気持ちが、大会当日まで途切れなかったと言います。
一歩ずつ歩みを進めてきた演劇部。
地区大会で演じた『The Liberty Place』。
世界で一番自由な場所とは、いったいどこななのか?
劇中の台詞から一節。
「芝居には国境なんてものは無い。舞台は狭いが、俺は自由だ!!」
部員みんなの想いに応えるように、部長は最後のヤマとなる台詞を高らかにエトワール館に響かせました。
演劇部の皆さんの県大会での活躍にも是非ご注目下さい。。
(大会会場「市民会館」前で喜びのポーズ)
※写真は演劇部の様子。