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「おはようございます。先生はココア派なんですね」「おはよう、君はコーヒーですか。」

今朝の気温は7℃、自動販売機の「あたたかい」に思わず手を伸ばすと、隣には別の自動販売機に手を伸ばす生徒の姿。ちょっとしたやり取りにも冬らしさを感じる朝です。

 

高校2年生進路講演会

さて、5日(月曜)に2年生を対象とした「進路講演会」を実施いたしました。

株式会社キッズ・コーポレーション様をお招きして「ステラマリス・コース」と「エランコース」「フロンティアコース」それぞれのコースの特徴に合わせて「将来の進路の選び方」というタイトルで講話をしていただきました。関係者の皆様におかれましては、貴重な機会をいただきありがとうござました。

 

 

ステラ・マリスコース

大学進学に特化した「ステラ・マリスコース」に話をしてくださったのは、山内様です。

「自分が解決したい『問題』を探しましょう 解決するためには何を学ばないといけないのか考え、行ける大学ではなく、行きたい大学を探しましょう。」

家から近い、難易度が妥当といった安易な選択ではない進路選びについて、具体的な大学を例に出しながら、軽快な語り口で生徒を引きつけていかれました。

 

 

与えられるものだけでなく、自分でチャンスを作り出す行動をすることの重要性。自分に合った入試方式の選び方。

「大学の3つのポリシー(ディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシー)を読みましょう。読んだことがない人、まだ間に合います。ただちに読みましょう。やる気がでます。」

 

どんな人間を求めているのか。どんな教育をしているのか。大学を出た後にどんな仕事についているのか。大学にいる自分、その先の自分をイメージすることは、一歩踏み出す原動力になります。

 

 

受験に向けて「今すぐにできること」と話は続きます。進路目標やこれからの取り組みについて、目線が上がるような講話となりました。

 

 

質問にも生徒1人1人の考えを引き出しながら丁寧に答えていただきました。

 

 

「ぜひ、パンフレットのうわべの部分だけではなく、研究室の内容などもHPで確認して、どんなことをアウトプットしているのか確認していきましょう。自分がどんなことをアウトプットしたいのか考えることに繋がります」

 

「大学に行って、たくさんの『自分が面白い』と思える人に会って欲しい。」

 

「君が学びたい学問はもっと広い。ぜひ、その学問の入門書を読んで、幅広く理解してからもう一度大学選びをしてほしい。君が学びたいことと違うかなと迷っているその大学は、実は君が学びたいことを叶えてくれる大学です」

 

 

「1人1人が憧れの進路にいけることを希望しています。」と最後に力強い励ましの言葉をいただきました。

 

エランコース・フロンティアコース

 

多岐にわたる進路選択を行う「エランコース」、部活動への取り組みなど様々な活動を進路に活かしていくことが多い「フロンティアコース」に話をしてくださったのは、石橋様です。まず、様々な職業の月収を見ていきながら、生徒に語りかけます。

「収入が低いから駄目でしょうか?違います。これからの時代は指示に従っていれば給料が上がる時代から、自身の特徴を発揮していけば給料が上がる時代になります」

 

例えば「筋肉に詳しいトレーナー」「英語に詳しい幼稚園教諭」など。そのために、これから必要になるのは「基礎と特徴」です、と具体的な例を挙げながら話は進みます。

 

 

「それを学ぶ場所が高校であり、大学です。ぜひ、希望する学部や大学でどんなことが学べるのか調べて欲しいです。詳しく分からなくてもイメージすることができればいいです。」

 

強調されたキーワードは「今日をきっかけに」

「あと1年間あります。ここから始めることが非常に大事になります。」

 

 

様々な入試制度について話は移ります。

 

「5教科で戦う一般受験だけではありません。総合型選抜入試・学校選抜型入試。自分にとってマッチングするものを調べてください。」

「総合型選抜入試・学校選抜型入試は志望理由書を書くことになるが過去と未来だけを書いても勝負になりません。現在の自分が何をしているのか。大学に入ってからの自分がどうしたいのかを書かないといけない。そのためには大学について調べないといけません。」

 

 

「就職しなくても履歴書を書いてください。履歴書には『自己アピール』が求められます。今の自分の努力、資格や活動を書く必要がありますが、書けないと受かりません。学業だけでなく、様々な努力の形があるが、その努力は少し方向が違っても志望理由に繋がっていくことが多いです。」

 

「自分は高校時代に書道を頑張った。大学は英語の学部に行きたい。書道という日本の文化を外国に発信したい」など、学業だけではなく、今懸命に取り組んでいることが、進路実現にとっての財産になっていきます。

 

 

今から動くことの大切さ。今の自分のやるべきこと、何のために今の学びがあるのかが明確になる講話でした。

改めまして、関係者の皆様、ありがとうございました。