週末から底冷えし芯まで冷える朝が続きました。今朝の気温は、6℃です。
昨日、3年ぶりに開幕した冬の風物詩、長崎ランタンフェスティバル。新地中華街やメイン会場となる湊公園は、海星中学高等学校の通学路付近に位置していますので、舗道に沿って連なっている鮮やかなランタン風景を目にすることができます。頭上を埋め尽くす深紅のランタンの灯りの中を歩けば、吐く息が白くとも、ぬくもりが感じられる通学路です。
活躍するOB
本日23日(月曜)から、国公立大学前期試験に向けて特別編成授業が始まります。全受験生の皆さんが『春』を掴むために、約一ヶ月間奮闘の日々を過ごします。
さて、中央館エントランスには、様々な分野で活躍し、華々しい成績を残した生徒の皆さんの写真が飾られています。
男子サッカー部の元キャプテン(令和元年度卒・国公進コース)を務めた大津祐太さんが、大学在学中に公認会計士に合格した喜びを報告するために、本校を訪れていました(2022年12月末)。この日は冬休み期間ということもあり、サッカー部の練習にも立ち会い、お世話になったコーチと在学中の思い出に花を咲かせていました。
男子サッカー部の皆さんは、日の出前からの朝練習に取り組んでいます。
中央館前にある人工芝の上グラウンド。
男子サッカー部員の気持ちの良い動きとかけ声が、登校してきた生徒皆さんを迎えています。
東から上る朝陽を浴びながらの練習。
朝のHRまでの時間を有効に活用しているクラブ活動の一つ男子サッカー部。活躍するOBに続いて、在学中の生徒の活躍を一つご紹介します。
JFA第46回全日本U-12サッカー選手権大会にて、決勝の主審を務める
昨年、12月26日(月)から29日(木)までの4日間、鹿児島県鹿児島市で開催されたJFA 第46回全日本Uー12サッカー選手権大会に、本校サッカー部所属の兼俵大海くん(高校2年)が長崎県代表として参加し、審判を務めました。
全国9地域から32名のUー18審判員と16名の地域指導者が集まり、全147試合(本大会87試合、フレンドリーマッチ16試合、マクドナルドフレンドリーカップ44試合)の審判の一部を担当し、審判指導者とともにチーム・競技者がそれぞれの試合で全力を出し合って競えるよう審判TEAMの一員として活躍しました。
都道府県サッカー協会が主催する試合を担当することができる、3級審判員の資格を有する兼俵くんに話を聞くことができました。
各県の審判員や、さまざまな立場の方々と様々な話をして大会に携わったことで、有意義な経験を積むことができたと振り返る兼俵くん。小学校6年生の頃から審判経験のある兼俵くんですが、今大会でまさか決勝の主審を務めるという大役が来るとは思わなかったそうです。
審判員を対象とした研修会の中で、一番印象に残っているキーワードがあると話してくれました。
「プレイヤーズファースト」。
プレイヤーズファーストとは、指導者やサポートする人々が選手の未来のために選手を尊重し導く考え方です。指導者は選手に自らの改善点や目標を認識させ、将来にわたって活躍するために必要なアドバイスをします。プレイヤーズファーストの指導により、選手たちは大きく成長します。
どのケースでも選手の気持ちなどを一番に考えることが必要だと思いました。そのためにも、自分自身が選手として動けるこの時期に、一生懸命、選手としてもレベルアップしなければと思いました。
また、自分の意見や意思を相手に上手く伝えることや、初めて会う人とのコミュニケーションが苦手でしたが、今回の研修でのディスカッションを通して、一回り成長したと実感できた貴重な経験となりました。
自分の意見を発言することが少しできるようになり、高校生活でも積極的に自分の意見を発言できるようにしていきたいと、また、その一つ、一つの発言には責任もついてくることを学ぶことができたと話す兼俵くん。
指導者として見守る、サッカー部顧問の今村先生は、「彼自身が、自分の置かれた今の状況を、十分に分析・把握出来ている点が強みです。プレイヤーとしても、審判員としても、両方をこなしていくことは滅多にないことなので、今後が楽しみです」と話します。
今回参加して学んだことを、これからの「審判員である自分」、「プレイヤーである自分」、「高校生である自分」に生かしていきたいと、再確認をした兼俵くん。大学進学に向けた勉強と、部活動を両立しながら励んでいくと力強く答えてくれました。
活躍するOB、活躍する在学生。サッカー部の今後の活躍にますます目が離せません。
※写真は、男子サッカー部(卒業生と現サッカー部員)。