長崎港から東山手の坂を、冷たい風が駆け上っている朝です。この季節の体調管理には、充分気をつけましょう。
昨日三年生は、登校日でした。私立大学の発表が始まっています。担任の先生と熱い握手を交わす光景もみられました。
そして国公立の前期がいよいよ迫っています。
清水校長は、
「前期での健闘を祈ります。しかし、今まで後期まで志をしっかり持ち、希望進路を実現していった先輩方がたくさんいます。最後まで粘り取り組む。皆さんの健闘を心から祈っています。」 と、集会で全校生徒を前にエールを送りました。
さてその全校集会では、3月1日の卒業式に向けての聖歌練習が、音楽科・澁谷先生の指導でおこなわれました。
まもなく巣立つ母校。三年生は第64回卒業生です。
「三年生の皆さんを、先輩方の巣立ちを素晴らしい歌声で、皆いっしょに送りましょう!」
19世紀のイギリス・旅行家イザベラ氏は、日本を訪れた際、日本の品性に強く心を動かされました。自分の責任を果たし、富より誠実さを重んじ、自分優先ではなく周囲への気配り、目配り、心配りを彼女は感じました。
彼女が道中落とし物をし、探してくれと案内人にお願いすると、来た道をひたすら引き返し案内人は落とし物を見つけ戻ってきました。彼女は当然のようにお礼を渡そうとします。すると案内人は 「私が旅の終わりまで、あなたを無事に送り届けることは当然のことです。」 と、お礼を受け取りませんでした。
先輩方を送り出すことは、先輩方に対して自然と心から湧き上がってくる感謝の気持ちももちろんですが、海星学園の伝統の中での大きな式のひとつである強い自覚を一人一人がいっそうもたなくてはなりません。卒業生・在校生の一人一人の感謝の気持ちが集まれば、それはとても素晴らしいものになります。
式練習はまだ続きます。素晴らしい卒業式なるよう、一緒に良い準備をしていきましょう。
□男子・女子硬式テニス競技 H23 高総体 男子・女子団体・優勝
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※写真は、昨日の様子。