教育実習第Ⅱ期、はじまる


第1回高校オープンスクール開催まで、あと3日

 

季節の変わり目を表す夏の季語、「半夏生(はんげしょう)」。今年は7月2日でしたが、先週末大雨に見舞われ、予定されていた模試を中止しました。まさに半夏生の時期に降る「半夏雨(はんげあめ)」を体験しました。梅雨も後半戦をむかえ、いよいよ夏に向かうことを予感させます。なお、7月3日(月曜)には延期された模試を無事終えることができました。

さて、今朝の気温は23℃。最高気温は27℃まであがるとのこと。熱中症厳重警戒に気を付けて体調に留意して過ごすことが求められます。

 

令和5年度教育実習生(第Ⅱ期)が始まりました

今年度は3期に分けての教育実習生の受け入れを行っています。第1期(5月23日~6月3日)では、理科・地歴公民・情報の教員を志す実習生の挑戦が終わりました。

 

そして、第2期(7月3日~7月21日)に入り、高校の体育の教員を目指す4名の実習生を迎え入れています。

 

まずはHR指導教員から一日の流れと生徒への連絡事項の確認を行います。

 

いよいよ、朝のHRで生徒と対面。出欠の確認を行います。

 

実習生の一人の授業が1時間目に行われることを知り、人工芝グラウンドへ見学取材に出向きました。

 

「みんな、彼のことを知っているかな?」

教科指導員でもあり、野球部監督の加藤先生から実習生の紹介がありました。

「甲子園で活躍した先輩です。テレビで見ました!」

自己紹介の前の紹介のやり取りで、はにかむ実習生。

「本日から3週間、お世話になります。精一杯みんなのサポートができるような授業をしていきますのでよろしくお願いします。」と挨拶しました。

授業内容は、キャッチボールを行うところからゴロを捕る練習まで、丁寧に説明を行う実習生。

 

生徒の動きはどうですか、と尋ねると、

「いやぁ、みんな上手いです。工夫一つでもっとよいフォームで投げることができるという声掛けを個別にしたいとと思います。」と答えてくれました。

 

授業内容を見守った加藤先生からは、「とても初々しくていいと思います。生徒とともに学びながら自信をもって指導をしてほしいですね」という言葉をもらいました。

 

後で気づいたことですが、

実は、4人とも第101回全国高等学校野球大会にて甲子園に出場経験(5年ぶり18回目)のある選手だったのです。

思わず、実習の話題から当時の甲子園出場が決まっときの思い出話まで遡ってしまいました。

(左手前からキャッチャー太田、レフト村上、センター松尾(悠)、セカンド松尾(倫)。)

せっかくの機会なので、当時のポジションでの構えをしてもらいました。ちなみに、フライになった球を捕るときのイメージで。

 

最後に、無事、実習初日を終えた感想を聞きました。

 

「母校での実習を楽しみにしていました。朝のホームルームに向かい教室に入った途端、生徒の皆さんから元気のよい挨拶をもらい、うれしかったです。」

「頑張らなきゃと力んでいましたが、生徒の皆さんの温かい視線に助けられて、無事、初日の授業を終えました。」

「ひとつひとつ丁寧な授業を心掛けたいと思っています。今日は、初日の目標としていた『生徒の動きを見ながら時間内に収める』授業ができて、ほっとしています。」

「先生の一言には影響力があります。自分の経験談を話す内容においても、生徒の皆さんに有益なアドバイスを送ることができるようにしたいです。」

 

仲間とともに部活動に汗を流した高校生時代。経験の中で学び、大学生活の中で価値を実感した力について話をしてくれました。

教育実習期間は、出来ることより出来ないことが多く感じる期間かもしれません。また座学で学んだことを、どのように実践していくかが問われる期間でもあります。

 

4人の実習生が口をそろえて「準備に準備を重ねて、有意義な3週間の実習となるよう教材研究と生徒指導に励んでいきます。」と意気込みます。

インタビューの最後におきまりのガッツポーズをお願いすると、

「確か、こういうポーズです」と一発で決めてくれました。

さわやかな笑顔。吹き抜ける風。じめっとした梅雨の時期であることを忘れさせてくれるひとときでした。

 

第105回全国高等学校野球大会長崎大会の開幕は6日(木曜)です。実習期間がちょうど大会期間と重なることで、先輩としても野球部の試合の動向から目が離せません。

※写真は教育実習生の様子。