昨夜は雨が降りましたが、学園内の桜は散ることもなく今朝も綺麗に咲いています。
今日で3月は終わり、明日からいよいよ4月です。来週金曜日は始業式・入学式。新年度がいよいよ始まります。
昨朝、学園内に足を踏み入れると女子サッカー部が春の風を受けながら清掃活動していました。
「何事を始めるにしても、まずは気持ちを込めての清掃活動から。」 監督 横川先生は言います。
校舎内に入ると春期学習合宿、春期課外は終わりましたが、新3年生の学習会が実施されていました。自学で登校している生徒諸君もいます。
センター試験まで、あと286日。
新三年生は、特に具体的な学習に力が入ります。
「努力したから思い通りの結果が出るわけではない。しかし希望に叶った結果を得る人は、みな努力している。」
合間に自学室横で先生との面談を通じ新たな自分発見もしています。
真っ暗なトンネルでは足取りも重くなりますが、トンネルの先に出口の光が見えると、しっかりとした足取りで光の方へ進んでいける。自分の進む方向、一緒に確認します。
水を打ったように静かな学習室。皆の集中力の高さをうかがいました。
通常、「沈黙」は、人に不安を与えます。沈黙は想像を招き、内面へと自分を向き合わせます。と同時に「沈黙」は言動を生む母胎でもあります。自ら作り上げた沈黙は、不安を打ち消すための行為を惜しみません。
黙々と続く清掃活動、学習活動。
「どれだけたくさん行ったかという事より、どれだけ心を込めたかという事が大切です。」 というマザーテレサの言葉があります。
沈黙の中、心を込めて行うそれぞれ活動の大きな意味。美化委員会が植えた球根も、桜と同じく花を開かせた春の向こうに今日も活動する生徒諸君がいます。
□第130回 九州地区高等学校野球長崎大会