春の嵐に見舞われている朝です。風が鳴っています。
今日は4月3日、立春は2月4日頃なので現在は晩春、春たけなわです。『真っ盛り』ではなく『たけなわ』。たけなわとは、絶頂期を過ぎ衰えているものを惜しむ意味です。春が終わると、風は薫り立夏を迎えます。
人が動けば景色が変わる。
始業式・入学式に向けて新年度が動き出しています。
昨日は、今年度より本校に着任する教職員の辞令交付式、そして新一年生入学予定者のオリエンテーションが実施されました。
同じ出身中学の友達とクラスの確認をして一喜一憂。新一年生入学予定者の皆さんが、体育館に集まります。
生徒会・放送部諸君の案内で、オリエンテーション先へと向かいました。
「僕も去年は向こう側に座っていました。今年は海星を代表して学校案内する立場です。一年間の早さも感じますが、それ以上に今年は責任を感じます。」
新2年生の生徒会役員生徒はそう思いを教えてくれました。生徒会長・放送部諸君とともに新一年生入学予定者の皆さんに対する学校説明が始まりました。
レクリエーション的な要素もまじえ和やかな雰囲気で会は進み、その後各仮HRに分かれての他己紹介、校歌練習、参加している皆さん一人一人の協力で次第に笑顔が広がっていきます。
何歳になっても新しい環境は、様々な発見を自分にもたらしてくれます。
馴れは本来の自分を導きますが、馴れる前の自分が、もしかすると本来の自分かもしれません。謙虚な振る舞い、新しい友達を捜すためにコミュニケーション力の発揮、まずは目の前の事を真剣に自分に還元していく姿が、とても美しく見えます。
オリエンテーションという場で、色んな立場・様々な役割を持った生徒諸君の表情が、とても豊かで印象的でした。
休憩を挟んでの団体訓練では前田先生指導のもと、再び皆真剣な表情に戻り海星団体行動を学びます。