本日、午後2時30分から始まる「海星クラブフェア」。本日25日(金曜)と28日(月曜)と2日開催で行われます。
部活動体験の前にセレモニーも実施され、各部の先輩方がユニフォームを着て皆さんをもてなします。どうぞお楽しみに。
偶然の産物
「先生、ちょっと見せたいものがあります。」と言って声をかけてくれた生徒。
生徒の憩いの場、自販機が並ぶピロティから誘われて、下グラウンドに繋がる階段を降りると、右手にソフトテニス部の練習コートが現れます。
「ここです」と案内してくれた植え込みには、葉っぱの茂みがこんもりとできあがっていて、近づいていくと蔓と花びらの間をチョウが飛び回っていました。
ひとつ、ふたつ、・・・5つ!も生っていました。
まだまだサイズは小さくて、ピンポン玉くらいのものから、マダーボールサイズのものまで認めることができました。
今までもブログの中で、季節ごとに咲く植物の紹介をすることはありましたが、「夏の果物」をお知らせすることができるとは。
この残暑厳しい中で、校舎内にひっそりと実っている日本の夏の風物詩の代表格ともいえるスイカ。まさに「偶然の産物」。「実がなる」という光景にワクワクしてきます。
きっかけは、2学年(K77回生)で取り組んでいる探究活動です。班ごとに分かれテーマに基づいての調べ学習を進めてきました。「さかのうえん」から考える探究学習の取り組みに関わっている班のメンバーが、栽培に必要な日光や土壌の条件が整うところを探していたところ「この場所に蒔いたら芽が出るかも?!」と思いつき、スイカの種を試しに蒔いたら、7月上旬に発芽し実がつき始め、徐々に大きくなっていた と言います。
(上記掲載4枚の写真は、7月上旬から班のメンバーが記録として撮影したもの。)
担当クラスの担任の先生がソフトテニス部の顧問でもあり、先生のサポートも受けながら、遡ること6月中旬ごろから水やりも始めたそうです。
さらに、スイカを成長させようと、敷き藁を持参してきた生徒の一人に、敷き藁の効果を尋ねると、
「土が乾燥しないように、保水効果も含めて、藁を敷くといいよと、家族からアドバイスを受けて育てています!」と元気な声が返ってきました。
他にも雑草予防や泥の跳ね返り予防の効果もあるとか。
「どこまで成長するのかわかりませんが、この取り組みがSDGs(探究活動)に活かされるといいなと思っています」と担任の先生。
探究活動の一環として始まった「栽培ストーリー」を班のメンバーが紡いでいきます。収穫の時期に生徒の活動の成長がまた見られることでしょう。
※写真は、ソフトテニスコート脇にできたスイカの様子。