未来は私たちしだい


あっという間に7月へ暦が変わり蒸し暑い日が続く中、熱中警戒アラートがスマホの通知に入ってきました。本日の気温も最高30℃まで上昇するとのこと。水分補給も欠かさずに、本格的な夏を迎える準備をして乗り切っていきたいものです。

さて、昨夜はホットなニュースで盛り上がっていました。新一万円札の「顔」となる渋沢栄一氏の生まれ故郷で 「新紙幣を祝うカウントダウンイベント」の話題です。中でもユニークだったのは、東京のとあるお店が販売した〝お札パン〟。100万円の札束と同じ厚さにしているという、〝焼きあがったお札パン〟をカバンにつめるお客さんが、キャッシュレス決済をしたという話題にもクスッとしてしまいました。

20年ぶりの新紙幣発行は、本日3日(水曜)です。新紙幣の「顔」はほかにも、五千円札に教育家・津田梅子、千円札に細菌学者・北里柴三郎が選ばれています。新札には最新の偽造防止技術が取り入れられており、現金の信頼性を高めるための工夫が凝らされています。日々のニュースからも、私たちは、お金の安全性や技術の進化について学ぶことができます。時代とともに出番が少なくなっている現金ですが、新札の導入は現金の重要性を再認識させるものであり、金融リテラシーを身につける=「生きる力」をつけることにつながります。

 

金融経済教育授業~未来の自分のために~

7月1日(月)①時間目、「ALL長崎金融リテラシー向上プロジェクト推進協議会」の資料をもとに、将来に向けて充実した経済生活を送るための、生活設計や家計管理、資産運用、投資について考えることを学ぶ機会を得ました。このたびは、十八親和銀行総合企画部担当山口様、第一生命保険株式会社資産形成アドバイザー古賀様をお迎えし、お金の「キホン」について、詳しく説明をしていただきました。関係者の皆様、お忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。

 

「皆さんの将来の夢を教えてください」と投げかけがありました。周りにいる人と話し合いの時間が設けられ・・・

「プロ野球選手です!」と答えてくれた野球部の生徒。「夢をかなえるって難しいですよね」と話しているうちに話し合いの時間が終わりました。

 

「夢を叶えるには準備が必要です。今のうちから、お金の計画を含めた『生活設計(ライフプラン)』をしっかりたてましょう」と古賀様が説明されました。

 

また、ハンバーガーを例にお金の役割の説明は、聴講している生徒にとってもわかりやすいものでした。

※「高校生のための金融リテラシー講座(金融庁)のwebサイトをもとに作成されています。

 

教室に戻る途中、生徒の一人に感想を聞いてみると、

「キャッシュレス化のメリットはあるけれど、現金の役割もあるかなと。例えば、災害時やシステム障害時には現金が必要になることを実感しています。キャッシュレスと現金のバランスが難しいと思います。」と答えてくれました。

ある生徒の一人は、

「お金では買えない価値もありますよ、先生!」

この言葉、どこかで聞いたような・・・あの、某クレジット会社のCM?かしら。

様々な感想が聞かれた今回の講話でしたが、他の生徒の皆さんはどうでしたか?

 

「未来は私たちしだい」

金融リテラシーを身につけて、将来への一歩を踏み出してほしいと講師の先生がまとめられた言葉です。

この講座を通じて、生徒たちはキャッシュレス社会の利便性を享受しつつも、現金の使い方やその価値について再認識することができました。また、貯蓄や投資、クレジットカードの使い方など、特に、金融トラブルに巻き込まれないための基本的な金融リテラシーも学びました。これにより、将来の経済的な安定と自立に向けたスキルを身につけることができた時間となりました。

 

※写真は金融リテラシー講座の模様。