防災ECOライフ


高校特別入学試験

本日、1月15日(水曜) 特別入学試験【育成試験】(3教科課題型)は、予定通り実施いたします。

※写真は、受験会場である校舎と北館から望む長崎港

入試関係(お知らせ)

■高校入試

1月16日(木曜)◇特別入学試験【奨学生試験】(5教科型)

一般入学試験 :一次試験 ※ネット入力・決済受付 1月17日(金曜)~1月29日(水曜)まで
◇一般入学試験日:【一次試験】2月4日(火曜)/【二次試験】3月9日(日曜)

※入試詳細につきましては、海星高校生徒募集要項をご覧ください。

 

防災ECOライフ~フェーズフリーのエコなくらし方が命を守る

 

1月9日(木曜)7時間目に3学期最初の選択講座を行いました。通年で実施となっている「探究:防災入門」の内容は、外部講師をお招きしての講座となりました。

※キャリア講座として紹介→第1クール「知識のリブート」

 

今年度は、長崎市地球温暖化防止活動推進センターで環境アドバイザー・防災士としてご活躍の松本由利様を講師としてお迎えし、ご講義いただきました。先生におかれましては、お忙しい中、お時間をいただき感謝申し上げます。

 

先日13日も宮崎県で震度5弱の地震があり、気象庁は南海トラフ臨時情報を発表しました。災害時に求められるのは、正しい情報と、それに基づいた迅速な判断です。

 

「気候変動による自然災害が他人事ではなくなりました(令和2年6月 内閣府防災担当大臣+環境大臣共同声明)。気候危機時代の『気候変動×防災』戦略~『原形復旧』⇒『適応復興』へと考えられています。『防災』は国を挙げて取り組む環境への『適応策』です」と講座の冒頭に説明がありました。

 

受講生に出したクイズの結果の正答率の高さに、講師の松本先生は「いいですね、その学びを活かして想定外のことが起きた時の判断の手助けとしましょう」と、通年で学んだ選択講座の成果を評価しながらパワフルに講座を進めていきます。

「では、次に、この場面ではどうしたらいいか、近くの人と相談してみて!」と松本先生。

用意されたのはスナック菓子です。

災害時の助けの内訳は…自助:70%、共助:20%、公助:10%と言われています。避難所での「共助」に関するワークショップ。

「うまくやると、4本にきれいに割れます!できたかなぁ~、うまい、うまい」と褒める松本先生。

 

それでは、ここから重要な知識です、とスライドに映し出されたキーワード、「フェーズフリー」。

フェーズをフリーにするには、「我家の防災度を知る」ことです。

 

「何もない時にやっておきたいこと、が重要です。そうですね、みなさん、家の中はどうですか?片付いていますか?」と松本先生。

受講生は友達と顔を見合わせて苦笑い。片づけないと「モノが凶器になる」納得です。

 

講師の松本先生は、講座の締めくくりに

自分の命は自分で守る!
1.普段がでる=フェーズフリー
2.自分の決断に責任を持つ。
3.できない(やらない)理由を言わない。
4.役に立たない人はいない=役割分担
5.感謝の心が言動に現れる=人間

スライドで紹介しながら、受講生徒に語りかけました。

 

さて、「防災とボランティアの日」とされている今月17日で、阪神淡路大震災から30年となります。災害で犠牲となった方々を追悼するとともに、私たちはその教訓を未来へと繋ぐ責任があります。

講座の内容は、中央館エントランスロビーに設置の大型モニターでもご紹介しています。

 

普段の備えに対する意識を高めていく、災害に対する様々な備えの充実・強化を図る試みに、受講生は真剣なまなざしで臨んでいました。

改めまして、災害に備えた普段の行動や、防災グッズの準備、地域での助け合いの重要性についてお話しいただきました松本様ありがとうございました。

※写真は選択講座第2クールの様子