『平成23年度 中学入学式 式辞』
自然のいのちが花開く春の訪れは、人々の心を和ませ、いのちの尊さ、すばらしさ、美しさを見せてくれます。
ここ海星中学校にも素晴らしい春が訪れました。
83の新入生の皆さん、入学おめでとう。保護者の皆様、お子さまのご入学おめでとうございます。
最初に3月12日におこった東日本大震災で被災された多くの方々に謹んでお見舞い申しあげます。
さて、海星学園は1892(明治25)年の創立以来、知育・徳育・体育は言うまでもなく創立当初から欧米や東アジア諸国の子弟達に対する国際的教育そして。宗教教育を大きな柱として、青少年の教育活動に取り組んできました。「神愛・人間愛」を建学の精神として、また校訓としてまいりました。
今年の11月1日で、創立119年目を迎える歴史と伝統のあるカトリックのミッションスクールです。その間に約3万人余の有為な卒業生を輩出しています。
本日、入学を許可された83名の新入生を含め、平成23年度の海星中学の在籍者数は181名です。そのうち男子生徒は126名、女子生徒は55名になります。ステラプレップコースの開設から2年目、年々、女子生徒の入学が増えています。生徒数の多さは学校に元気と活力を与えてくれます。新入生83名のエネルギーで海星に新しい風をみなぎらせてください。
今日は私から新入生の皆さんに3つのことをお願いします。3つのことが実行できれば人間として必ず成長します。。
1つ「よく学び、よく遊べ」よいうことです。
中学生ですから、まずしっかり勉強することが大事です。勉強は学校だけではなく家庭に戻ってからの方がもっと重要なのかも知れません。学校での50分間の授業に集中する。同じように家庭でも毎日2時間以上の家庭学習を行い、これを継続してください。「よく遊べ」というのは勉強以外のことで色々なことに興味・関心をもつということです。でもそれは何時間もゲームをして遊びなさいということではありません。
2つ目は「高い目標を持て」ということです。目標を夢あるいは志に換えてもいいと思います。新入生の皆さんの「志・夢・目標」は何ですか。昨年。NHKで放映された「龍馬伝」の坂本龍馬は「日本を変える」という夢・志・目標 を持って33年の短い生涯を終えました。新入生の皆さん、夢・志を持ち、そして高い目標を持って海星での学校生活を始めてください。
最後になりましたが、ご来賓の皆様、保護者の皆様、そして新入生の皆さんの上に神様からの豊かな祝福がありますようにお祈りして、式辞といたします。
ありがとうございました。
3つ目は「笑顔で元気よくあいさつをする」
挨拶は人間関係・コミュニケーションの基本中の基本です。挨拶がきちんと出来なければ人間として失格です。別の言い方をすれば、勉強ができる、できない、それ以上に挨拶は大事です。「笑顔で元気よくあいさつをする」このことを海星教育の柱ろして子ども達を教育していきます。
我々、海星の教職員はあなたたちのために存在します。そして愛情をもってサポートしていきます。我々教職員と一緒に海星での第一ステージを始めましょう。
最後になりましたが、ご来賓の皆様、保護者の皆様、そして新入生の皆さんの上に神様からの豊かな祝福がありますようにお祈りして、式辞といたします。
ありがとうございました。
平成23年4月6日
海星中学校長 清水 政幸