今朝は久日ぶりの曇り空です。冬の気配を感じます。
私達日本人は、日々「次の季節」を探しながら古来から過ごしてきました。寒いうちに春の足音に喜びを感じ、暑さが残る頃に秋を探し涼をもとめる。『寒露』『霜降』の次は『立冬』です。
露が冷ややかに感じられ、霜が降りが始める。冬が始まると、それは『立春』の前日『節分』の日まで続きます。すっかり夜も長くなり、読めるページも増えだした愛読書がある枕元の秋。
選挙管理委員会より
10月8日(木曜)、中学校で誰もが通る階段や職員室前の廊下に掲示されたものがあります。
町中ではお馴染みのものですが、中学生にはもの珍しいようで、皆が足を止めて眺める姿が見られます。生徒会役員選挙用に、現生徒会執行部が準備した選挙ポスター掲示板です。毎年行われる生徒会役員選挙ですが、今年は本格的なものが登場しました。
公職選挙の選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる法改正・選挙制度改正が2015年6月に公布されたのは記憶に新しいところです。翌年2016年6月施行され、すでに適用されています。中学から高校へ進学すると、選挙は身近なものになっています。
生徒会担当の白川先生は、「自分たちの学校を自分のたちの手で作り上げていく手応えを感じてもらえるような機会にしたいと考えました。」と生徒会の皆さんと考えて今回の選挙の運びを教えてくれました。
「少しでも本物に近い形のものにできるだけ触れてほしいという思いから、ポスター掲示板以外にも、投票用紙、投票方法も、実際の選挙になるべく近づけるように工夫を重ねています。」
各専門委員長により構成された「選挙管理委員」も発表され、先日の専門委員会の冒頭では、専門委員長から選挙についての説明も行われました。
中でも目に止まったのが、「不当な選挙運動はやめましょう」という貼り紙です。選挙活動の禁止事項が示されています。どのような禁止事項の取り決めが掲示されているかと言うと
○金品の受け渡しやジュースや🍙などを奢るなど投票・不投票依頼
○先輩後輩などの上下関係を利用した強要
○挨拶運動や放送以外の場所やSNSやインターネットを利用した活動
○実行するつもりのない公約や嘘の情報を流す選挙行動・・・
公職選挙法さながら。そして中学生の選挙活動には起こりそうな内容がなかなかユーモアに富んだ表現でまとめられています。本格的な選挙を目指しながらも、学校生活の一環としての選挙を念頭においています。さすが執行部。
立候補者の募集は、先週金曜日で終了しました。11月9日(月曜)の投票日に向けて、選挙活動期間に入ります。どのような選挙活動が繰り広げられるのか、それぞれの熱い活動で学校にまた一段と活気が出てくる秋終盤です。
※写真は、生徒会役員選挙の様子。(中学担当)