工作だけじゃないんです


木製の椅子や本棚、ブリキ製のちりとり、ラジオ…等の製作をするイメージが強い技術科には、生物を育て、食料や材料を得るための技術を学ぶ分野があります。

今年度は、2年生がキュウリの育成に挑戦します。

普段は収穫後の果実部分しか見たことがないのか、生徒の皆さんは苗を見て困惑気味の様子でした。

「本当にコレからキュウリができるんですか??」と疑いの声すら上がります。

底石を敷き、用土を入れ、肥料を投入します。

この肥料として今回使用した「牛糞」に、生徒の皆さんは二の足を踏み出しました。

「発酵処理されているため、悪臭もばい菌も心配いらない」と説明を受けても、移植ごての先端で恐る恐る触れたり、匂いを確認したり、それらを見て大騒ぎしたりと、まるでお祭りのような賑わいです。

土を作り、苗を植え替え、支柱や名札を立てて完了しました。

生徒の皆さんもよく知るキュウリの実態は、天気や肥料、病害虫などの影響を受けやすいデリケートな野菜です。

店頭や食卓に並ぶキュウリができるまでに、どのような手間と工夫があるのかを、これから数ヶ月かけて学んでいきます!!